猫の病気の種類とその治療法

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あなたは猫を飼っていますか? いつも調子が良さそうですか? 元気に飛び回っている猫は可愛いですが、いつも調子が悪そうだと可愛そうです。猫も生き物ですので、人間と同様な病気もしますが、猫独特の病気もいろいろあります。ここでは、猫の病気の種類とそのサインや症状、治療法について、動物病院サプリ編集部がお届けします。

数多く種類のある猫の病気:内分泌系

猫の病気の種類 甲状腺機能亢進性

人間にもある内分泌系の病気「甲状腺機能亢進性」は、猫もかかりやすい病気です。この病気は、甲状腺ホルモンが多く分泌しすぎる病気です。症状としては、よく食べるのに痩せる、異常に活発、水を飲み過ぎるなどがあり、高齢の猫に多い病気です。対策としては、内科的なホルモンを抑える薬や外科的手術で甲状腺を切り取るなどがあります。おかしいと思ったらすぐに獣医さんに相談することです。早期の発見がとても重要です。

猫の病気の種類 糖尿病

また、同じ内分泌系の病気に「糖尿病」があります。この病気は、インシュリンの量が低下することで、血糖値が高くなってしまう病気です。この病気だけでも怖いのですが、いろいろな合併症が起きる危険もある病気です。「ペットフードだけではかわいそう」と人間の食事をあげるのも、肥満や血糖値上昇などの原因となっています。症状としては、異常に水を飲む、食べているのに痩せる、嘔吐、下痢、脱水症状などがあります。特に、嘔吐はなんらかの病気のサインなので、すぐに獣医さんに見せられるのがおすすめです。対策として、血糖値を上げない食事療法などで対処します。

猫の病気の種類 アナフィラキシー

原因は、薬や食物などに含まれた異物である「抗原」が猫の体内に入ることで起きるアレルギーです。体内に侵入した抗原に対して、免疫が応答して「IgE抗体」を作り、次の侵入にそなえて準備がなされます。この時にアレルギーが起きるものと考えられています。急性の場合には、抗原が侵入してから30分以内に起こり、症状として、興奮、よだれ、嘔吐、脱糞などがあります。それを放置したままにすると死に至る可能性もあり、非常に危険です。また、蕁麻疹の場合は、30分から2時間程度で起こり、顔が腫れ、皮膚に出て痒みが出る場合もありますが、生命の危機はありません。対処法として、急性の場合は、点滴や注射、蕁麻疹の場合は注射をします。

猫が冬にかかりやすい病気の種類

尿路結石・膀胱結石

冬は寒いため、飲水量が少なくなりますので、これらの病気のリスクも増えます。水をたくさん飲めば、尿も薄まりますので、結石の危険も避けられます。冬の間、寒いために水を飲まない場合には、ぬるま湯や牛乳を混ぜたものを飲ませてみましょう。また、正常なPh、を維持できるキャットフードも有効です。病気の症状としては、血尿や失禁、頻尿などがあります。不幸にもこの病気にかかってしまった猫は、触診や尿のPhを測るなどして検査をし、結石の場所にもよりますが、食事療法で尿を酸化させます。重症の場合には、カテーテルや手術が必要なこともあります。

猫の病気の種類 心疾患

人間でも調子が悪くなることが多い冬には、寒さのために猫にも心疾患が増えます。症状として、疲れやすい、呼吸が荒くなった、突然失神する、咳をする、歯茎の色が真っ白などの場合には、心疾患を疑ったほうがいいでしょう。猫の心疾患には、先天性の遺伝による奇形と、加齢によるものがあります。先天的なものには、心臓の内腔や壁が厚くなるもの、収縮できなくなるものなどがあります。また、加齢によるものは、心筋症や血栓塞栓症などがあり、咳や吐き気、または暴れるという症状が出ます。治療は、エコーで観察してから、血液の循環を促す薬を処方し、重症の場合は点滴をします。

猫の病気の種類 膀胱炎

気温が下がる冬には、猫も膀胱炎になりやすくなります。特に高齢の猫がかかりやすい病気です。症状としては、排尿時に痛がる、尿が出るが少しずつしか出ない、または血尿が出るなどがあります。猫が膀胱炎にかかりやすいのは、結石ができやすいのと関係があります。もともと猫の尿は濃く、そのためにできた結石で尿道や膀胱が傷つき、さらに細菌にも感染して炎症が起きやすいために発症します。対策としては、水を多く飲ませることです。自然に治癒することもあれば、抗生物質や手術が必要な場合もありますので、症状が現れたらすぐに獣医さんに相談するのがよいでしょう。

要注意! 人にうつる猫の病気の種類

猫の病気の種類 猫ひっかき病

人にうつる猫の病気で有名なものに「猫ひっかき病」があります。この病気が人間にうつり、死亡するケースも少なくありません。この病気は、猫が持っている「バルトネラ菌」という菌が原因となります。猫が人をひっかくことで発症する病気で、発熱やリンパ節の腫れなどの症状が出て、最悪の場合は死に至る恐ろしい病気です。猫も人も家の中にこもりがちになる秋冬に発症するケースが多いようです。原因としては、ネコノミによる媒介、また猫が猫をなめることによって唾液で感染もします。治療法としては、抗生物質の投薬療法が一般的です。予防策として、猫の爪を定期的に切る、猫との過剰な接触を避けることが挙げられます。

猫の病気の種類 トキソプラズマ感染症

この病気は、猫の便の中にいる寄生虫が人体に侵入して感染します。妊婦さんが感染した場合は、まれに胎児に影響が出ることもある恐ろしい病気です。この病気に感染した人の症状としては、リンパ節の腫れ、微熱、原因がわからない体調の悪さなどがあります。健康な人だとそのうち自然治癒しますが、小児や免疫が低下している人では、脳炎を起こし、けいれんや昏睡に陥る、肝臓障害、心筋障害を起こすこともあるので注意が必要です。このような場合は、抗生物質を投与することで治療します。予防策としては、猫の糞が混じっているおそれのある土を触らないこと。特に、妊娠中はガーデニングも要注意です。また、レアな肉を猫に食べさせないことも重要です。

猫の病気の種類 皮膚糸状菌症

この病気は猫のカビが人にもうつる病気であり、大変恐ろしいです。「皮膚糸状菌」は、聞きなれない言葉ですが人の水虫や、たむしもこの菌が原因だと言われています。感染源として、猫がすでに感染している犬猫などと接触することが多いのですが、子猫やストレスの多い猫は感染しやすいと言われています。猫の症状としては、円形脱毛やフケ、かさぶたがあります。また、この病気に人が感染すると皮膚に赤みやかゆみ、水ぶくれなどの症状が現れます。特に寒い季節、梅雨時などで部屋を締め切ることが多い時期に発生しやすいと言われています。治療方法として、抗真菌薬のローションや軟膏で治療します。

数多くの種類がある猫の病気、サインを見逃さない対策

猫が病気にかかった際には、いつもとは違う何らかの症状が出る、鳴き声や行動が、いつもとは違う場合があります。そんな場合は症状を見逃すことなく、できればすぐに獣医さんに相談してみましょう。何事も初期のうちに対処すると、軽症で済む場合が多く、猫のみならず、飼い主さんの負担も軽く済みます。猫が元気に遊んでいるからと放っておくのではなく、時にはじっくりと体に異常がないか観察するのが望ましいです。そして、かかりつけの獣医さんを決めておくと、いざという時に迷うことなくスムーズに診てもらうことができます。ご自宅の近所にある獣医さんを何件かピックアップし、かかりつけ医を決め、万が一の場合に備えることをお薦めします。

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