知っておきたい猫の病気!止まらないくしゃみの対処法

知っておきたい猫の病気!止まらないくしゃみの対処法

人間はほこりの多い環境や、花粉症などのアレルギーにより鼻がムズムズし、くしゃみが出ます。正常な猫もたまにくしゃみをすることがありますが、あまりにもくしゃみが続くようだと心配になるものです。何日間もくしゃみが続くような場合には重要な病気の場合もあるので、よく観察しながら対処しましょう。
初期症状からよく観察して、早急に対処すれば重要な病気を防いだり、早期発見により治療が簡単で済むこともあります。今回は、止まらない猫のくしゃみはどんな病気のサインなのか、また原因は何なのかなど、動物病院サプリ編集部が詳しく探っていきます。

この記事の監修医師
佐藤獣医師 (都内動物病院勤務)

くしゃみの種類も様々!猫のくしゃみの見分け方

正常な場合と病気の場合あり!くしゃみのチェックポイント

猫も人間と同じくほこりの多い場所などで鼻に刺激を受ければ、自然現象としてくしゃみをします。しかし、あまりにも回数が多く何日も続く場合は病気を疑った方がいいかもしれません。猫のくしゃみでチェックしたいポイントは5つあります。「くしゃみが頻繁に、また連続して起こるか」「何日も続いているか」「他の症状を伴っていないか」「鼻からの出血があるか」「表情や顔の様子に変化があるか」です。いずれも毎日ペットと接している飼い主なら、いつもの様子とちょっと違うかな?と見抜けるポイントですので、まずはじっくり観察してあげましょう。

正常な場合の猫のくしゃみ

そもそも人間でも猫でも、くしゃみを引き起こす原因が何かを知っておきましょう。くしゃみとは鼻腔内に侵入したほこりや刺激物質が粘膜に貼り付き、それを取り除こうとすることで起こる生理現象です。人間がほこりっぽい場所で感じる鼻のムズムズ感と同じように、猫も鼻がムズムズし、くしゃみをすることもあります。1日に数回する程度のくしゃみなら、自然と起こるくしゃみなので、気にすることはありませんが、連続したり頻繁に起こるようなら、病気が原因のくしゃみである可能性が高まります。

病気の場合の猫のくしゃみ

くしゃみの種類によっては、重要な猫の病気も考えられるのでその場合は早期発見・早期治療を心がけましょう。くしゃみが「頻繁に、連続して出る」「何日も続く」またくしゃみ以外に「鼻水が出る」、「目やにや涙が多い」、「食欲や元気がなくなる」、「口臭がきつくなる、よだれを垂らす、フードを食べにくそうにする」「鼻血が出る」「顔がはれたり変形する」などの症状を併発している場合は、かかりつけの動物病院で早急に診察してもうことをおすすめします。

くしゃみの原因となる病気

猫風邪

特に子猫では、ウイルスや細菌、クラミジアの感染によりいわゆる「猫風邪」がみられることがあります。くしゃみの他に涙や目やに、目の腫れ、食欲元気の消失、口の中の潰瘍などがみられることもあります。重症化すると命に関わったり目が見えなくなることもあるので注意が必要です。子猫の時に猫風邪を患った猫は、大人になってからもたまに鼻炎の症状を繰り返すことがあります。

慢性鼻炎

感染やアレルギーなどにより、くしゃみや鼻づまりなどの鼻炎の症状が長く続くものです。症状が長引くほど治りにくくなるため、早めの対処が必要です。

異物

小さな異物を吸い込んで鼻にひっかかったり、吐いたものが鼻に入ることにより鼻炎を起こすことがあります。また、鼻の中のポリープによる刺激によりくしゃみが出ることもあります。

歯根膿瘍

歯根の炎症が鼻まで到達して、鼻炎を起こすことがあります。

悪性腫瘍

リンパ腫や鼻線癌といった悪性腫瘍により、鼻炎の症状が出ることがあります。片側だけから鼻血が出る、顔が腫れたり変形してくるような場合には、早めに受診して検査を受ける必要があります。

佐藤 獣医師 都内動物病院勤務監修ドクターのコメント

猫は鼻で呼吸をしているので、鼻炎で鼻が詰まると苦しいです。原因によっては症状が長引いたり繰り返すこともありますが、きちんとした治療をじっくりと続けることが大切です。また、鼻の症状が出ているからといって、単なる鼻炎とは限らないので、まずは受診して正しい診断を受けていただければと思います。

 

監修ドクター:佐藤 獣医師 都内動物病院勤務