モルモットをペットホテルに預けたいけれど、受け入れてもらえるのか不安に感じることもあると思います。モルモットを受け入れているホテルも増えていますが、料金や必要な持ち物についてはしっかり確認しておくことが大切です。
本記事ではモルモットはペットホテルに預けられるのかについて以下の点を中心にご紹介します。
- モルモットの飼育について
- ペットホテルについて
- モルモットをペットホテルに預ける場合
モルモットはペットホテルに預けられるのかについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。ぜひ最後までお読みください。
モルモットの飼育について

- ペットとして飼えるモルモットの種類を教えてください
- モルモットにはさまざまな種類があります。以下は代表的な種類です。
短毛種
・イングリッシュ(スタンダード):滑らかな毛並みが特徴です。ペットショップでは「ショートモルモット」とも呼ばれることがあります。
長毛種
・シェルティ:絹のような美しい長毛が特徴で、エレガントな見た目が特徴です。毎日のブラッシングが必要です。
巻毛種
・テディ(アメリカ):ちぢれたやわらかい毛が特徴です。アメリカとヨーロッパで発見された「レックス」とよく似ています。
・レックス(イギリス):テディよりも毛のカールが多い傾向にあるのが特徴で、短毛でありながら独特の触り心地があります。
無毛種
・スキニーギニアピッグ:全身が無毛または鼻・足先にわずかに毛が残る品種です。皮膚のケアが特に重要です。
くせ毛種
・アビシニアン:全身に渦巻き状のロゼットがあり、毛並みが乱れて見える独特の品種です。
・クレステッド:イングリッシュに似ていますが、頭部にロゼット(つむじ)があることが特徴です。
それぞれの品種によって見た目やお手入れ方法が異なるため、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
- モルモットの値段相場を教えてください
- モルモットの値段相場は、品種や個体の品質、販売場所によって大きく異なります。
「イングリッシュ」は5,000円〜15,000円程度で販売されており、入手しやすい品種です。
また、長毛種の「シェルティ」や「ペルビアン」は美しい毛並みと手間のかかるケアが必要なため、15,000円〜40万円程とやや高額です。
また、毛のない「スキニーギニアピッグ」などの希少種は2万円〜5万円以上することもあります。価格が安い場合は、健康状態を確認し、質問することが大切です。
- モルモットを飼う際に気をつけることはありますか?
- モルモットを飼う際には、いくつか注意すべきポイントがあります。
まず、モルモットは齧る習性が強いため、ケージ内外の環境を整えることが大切です。電源コードや有害な素材のものは齧られないように工夫し、かじり木のおもちゃを用意してあげましょう。
次に、気温管理も重要です。モルモットは暑さや寒さに弱く、理想の室温は17〜24度です。特に夏や冬はエアコンやヒーターを活用し、急激な温度変化を避けましょう。
また、大きな音や騒がしい環境はストレスの原因になります。静かな場所にケージを設置し、テレビの音量や話し声にも配慮が必要です。
さらに、モルモットはビタミンCを自力で生成できないため、毎日の食事でしっかり補給しましょう。不足すると健康に悪影響が出るため、新鮮な野菜やビタミンCサプリメントを与えることが大切です。
これらのポイントを活かして、快適な環境を整えてあげてください。
ペットホテルについて

- ペットホテルにはどのような種類がありますか?
- ペットホテルには、以下のような種類があり、それぞれ特徴が異なります。
●動物病院併設ホテル
動物病院内にあるホテルで、健康管理が必要なペットに推奨されています。獣医師が常駐または近くにいるため、持病のあるペットや体調管理が必要な場合も預けられます。
●ペットショップ併設ホテル
ペットショップに併設されているホテルは、アクセスの良さが魅力です。ペットフードやケア用品を取り扱っているため、急な必要品の購入にも対応しやすい環境です。
●専門店併設ホテル(小動物専門)
モルモットやハムスター、ウサギなど小動物専用のホテルです。専門知識を持ったスタッフさんが対応するため、小動物特有のケアや環境設定に配慮されています。
ペットの種類や健康状態に合わせてホテルを選びましょう。
- モルモットが過ごしやすいホテルの特徴を教えてください
- モルモットが快適に過ごせるホテルには、いくつかの特徴があります。
まず、静かな環境が大切です。モルモットは聴覚が発達しているため、犬や猫の鳴き声や外部の騒音がストレスとなり、食欲低下や軟便を引き起こすことがあります。そのため、小動物専門のホテルや閑静な住宅地にある施設がおすすめです。
次に、温度管理がしっかりしていることも重要です。モルモットが快適に過ごせる理想温度は20〜23度であり、温度変化が少ない環境が望ましいです。また、モルモットは夜行性のため、夜間には12時間以上の暗室環境が整えられていることが理想です。
さらに、食事面の配慮も欠かせません。モルモット専用の牧草(チモシー)や、ビタミンCを含んだフードが常に新鮮に提供されていることが望ましいとされています。経験豊富なスタッフが、定期的にモルモットの様子を見守る体制が整っていることもポイントです。
これらのポイントを押さえたホテルなら、モルモットがストレスを感じにくく、安心して過ごせるでしょう。
モルモットをペットホテルに預ける場合

- モルモットをペットホテルに預ける場合の料金相場を教えてください
- モルモットをペットホテルに預ける際の料金相場は、1日あたり1,000円〜3,000円程度です。料金はホテルの設備やサービス内容によって異なり、特にケージの大きさや持ち込みの有無によって変動することがあります。
また、専用ケージを持参することで料金が割引される場合もありますが、ホテルによって対応は異なるため事前に確認が必要です。
- 事前に必要な準備や当日の持ち物はどのようなものがありますか?
- モルモットをペットホテルに預ける前に、短時間のお試し預かりを利用して環境に慣れさせることがおすすめです。また、ホテルによっては半年以内の健康診断書を求められることがあるため、事前に確認し準備しておきましょう。
【当日の持ち物】
1.普段のご飯:
モルモットがいつも食べているペレットや牧草(チモシー)を持参しましょう。特に、ビタミンCが補給できるおやつやサプリ、果物や野菜類も用意しておくとよいでしょう。
2.ケージやベッド(必要に応じて):
いつも使っているケージや寝床を持ち込むと、環境変化によるストレスを軽減できます。
3.健康診断書(必要な場合):
ホテルの利用規約に応じて提出が求められることがあります。
店舗によっては追加の持ち物が指定されることもあるため、事前に確認して準備を整えましょう。
編集部まとめ

ここまでモルモットはペットホテルに預けられるのかについてお伝えしてきました。モルモットはペットホテルに預けられるのかの要点をまとめると以下のとおりです。
- モルモットを飼う際は、齧る習性に配慮して安全性の高いケージ環境を整え、理想温度17〜24度を保ちながら静かな場所で飼育し、ビタミンCを含む食事を毎日与えることが大切
- ペットホテルは、動物病院併設ホテル、ペットショップ併設ホテル、専門店併設ホテル(小動物専門)などの種類があるため、ペットの種類や健康状態に合わせて選択しよう
- モルモットをペットホテルに預ける際の料金相場は、1日あたり1,000円〜3,000円程度とされているが、ホテルによって対応は異なるため事前に確認が必要
モルモットをペットホテルに預ける際は、事前にホテルの種類や料金相場、必要な持ち物を確認することが大切です。静かな環境や温度管理、ビタミンCを含む食事の提供など、モルモットが快適に過ごせる条件を整えたホテルを選びましょう。
また、短時間のお試し預かりを利用して環境に慣れさせるとよいでしょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。