トリミング中の犬をリラックスさせる方法|嫌がる理由や対策を解説!

トリミング中の犬をリラックスさせる方法|嫌がる理由や対策を解説!

愛犬がトリミングを嫌がると、飼い主としては何とか負担を軽減してやれないかと気を揉むものです。とはいえ、嫌がる理由がわからなければ、有効な対策を講じることも難しいでしょう。今回はトリミング中の犬をリラックスさせる方法をテーマに、具体的な情報をまとめました。トリミングに慣れさせるためのコツなどもお伝えするので、対応に苦慮している飼い主の方はぜひ参考にしてください。

犬がトリミングを嫌がる理由

犬がトリミングを嫌がる理由

犬がトリミングを嫌がっても、その場をやり過ごそうと必死になるあまり、なぜそのような事態が起こるのか突き詰めて考えることは少ないかもしれません。まずは、犬がトリミングを嫌がる理由について理解を深めましょう。

犬がトリミングを嫌がることがあるのはなぜですか?
犬がトリミングを嫌がる理由の一つとして考えられるのは、作業で使用するシャワーやドライヤーなどの道具が怖いことです。作業中に大きな音が鳴ると、驚きと恐怖で震えてしまう犬は少なくありません。その他には、後ろ足や尻尾といった特定の部位を触られるのが不快であることや、トリミングによる不快さが過去のトラウマを想起させることも、犬が嫌がる理由となりえます。さらに、トリミングサロンを利用する場合には、普段とは違う環境に身を置くことや、飼い主ではない人に触れられることも、犬の警戒心を煽るでしょう。飼い主と離れたくないという分離不安から、トリミングサロンに預けられることを嫌がる犬も見られます。
犬種や性格によっても、トリミングを嫌がる理由は異なりますか?
犬がトリミングを嫌がる理由は、犬種や性格によっても異なります。例えば、警戒心が強い小型犬はトリミングによって不安を感じやすく、大型犬は恐怖心からトリミングを嫌がる傾向にあるとされています。また、運動量が多い犬種はじっとすることが難しいために、トリミングを嫌がっていると考えられるでしょう。性格面でいうと、神経質な犬は慣れない環境によるストレスから、好奇心旺盛な犬は普段とは違う状況に興味を持ち過ぎることにより、トリミング中に暴れるケースがあります。トリミングを嫌がるあまり攻撃的になる性格の犬も見られるため、それぞれの特性を理解したうえで、適切に対応することが大切です。
トリミングを嫌がると、どのようなストレスサインがみられるのか教えてください
犬がトリミング中に暴れたり、落ち着きなく動き回ったりするのはわかりやすいストレスサインですが、逆に身体が硬直し、動きがぎこちないときも、ストレスを感じている可能性があります。加えて、耳が後ろに倒れていたり、尻尾が下がったりという様子が見られる場合にも、不安を抱いてトリミングを嫌がっているといえるでしょう。一方で耳や尻尾がピンと立っていたとしても、興奮や緊張状態にあることを示しているため、注意が必要です。その他には、震えや吠え、お口を開いての浅い呼吸、お口周りを過度に舐める様子などに気付いたら、いったんトリミングを中断し、犬を落ち着かせてあげてください。

トリミング中の犬をリラックスさせる方法

トリミングにストレスを感じ、暴れるなどの行動を取る犬は少なくありませんが、ポイントを押さえてきちんと対応すれば、落ち着かせることも可能です。ここでは、トリミング中の犬をリラックスさせる方法について、詳しくまとめました。

自宅でのトリミング中に犬をリラックスさせる方法を教えてください
トリミング中の犬をリラックスさせるためには、飼い主のサポートが欠かせません。飼い主から優しい声かけがあるだけでも、犬の負担はかなり軽減されます。軽くマッサージしたり、撫でてあげたりすることも、犬のリラックスにつながるでしょう。愛犬の好きな部位に触れることで、緊張をほぐしてやってください。
自宅での保定やカットは、どのように進めるとよいですか?
犬が暴れるような様子が見られると、つい力を入れて押さえ込みそうになります。しかし、嫌がっているのに無理やり保定するようなことは避けるべきです。リラックスできる体勢を見極めたうえで優しく保定してやり、慎重に作業を進めてください。なお、嫌なことは一気に済ませてしまおうと考える飼い主の方もいるかもしれませんが、カットなどの作業を長時間続けることも得策ではありません。犬の集中力や忍耐力に配慮して、10分程度のトリミングを1日に数回に分けて行うのがおすすめです。思ったよりも早く作業が終われば、犬のストレスが軽減されて、トリミングに対するネガティブなイメージも少なからず払拭されるでしょう。
自宅でのケアが難しい場合、プロのサポートを仰ぐべきですか?
愛犬がトリミングを嫌がる場合、飼い主が自宅で済ませてあげた方が負担を小さくできると考える方もいるでしょうが、細かい作業が求められる部位まですべてセルフカットすることは簡単ではありません。嫌がる犬を前に適切な対処ができず、ハサミで傷付けてしまうような事態も十分に起こりうるので、自宅でのケアが難しいと感じたら、プロのサポートを仰ぐことを検討してください。優先すべきは、犬の安全性を確保することです。

トリミングに備えて飼い主ができる対策

トリミングに備えて飼い主ができる対策

トリミング中の犬をリラックスさせる方法についてお伝えしましたが、犬がトリミングを嫌がらなければ、それに越したことはありません。終わりに、トリミングに慣れさせるコツや作業後のケアについて、具体的に解説を加えます。

トリミング中に犬が暴れるのを防ぐためには、どのような事前準備が必要ですか?
まずは、室温に気を配ったり、静かな音楽を流したりすることで、犬が安心できる環境を整えてあげましょう。トリミング前に犬を運動させておくことも、エネルギーの発散につながり、犬が暴れるのを防ぐのに役立ちます。その他には、あらかじめトイレを済ませることや、少量のおやつを与えておくことが、犬がそわそわするのを避けるうえで有効です。愛犬が少しでもリラックスできるように、しっかりと事前準備を整えてあげましょう。
トリミングに慣れさせるコツを教えてください
普段からトリミングの道具を近くに置いてみたり、少しずつ触れさせたりすると、トリミングに対する抵抗感が和らぎます。併せて、作業が終わったらおやつを与えるなどし、トリミングに慣れさせていきましょう。トリミングサロンを利用する場合には、日常的に飼い主以外の人たちとの交流を図っておくと、トリマーの施術を受けるハードルが下がります。
トリミングが終わった後は何か特別なケアを行うべきですか?
トリミングが完了した後は、体力の回復を促すためにも、静かで落ち着ける環境を整えてゆったりと過ごせるように配慮しましょう。加えて、お気に入りのおもちゃやタオルを置いておくと、不安の軽減につながります。飼い主がそっと寄り添い、優しく声をかけたり、好きな部位を撫でてあげたりすることも効果的です。犬は飼い主の感情に敏感なため、ともにリラックスして過ごすことを意識してください。

編集部まとめ

トリミングは愛犬の見た目や健康を維持するために欠かせないものながら、ストレスの原因にもなりえます。作業中に嫌がる様子が見られたら、無理やり押さえ込むようなことは避けて、可能な限りリラックスできる環境を整えるよう努めましょう。普段のちょっとした心がけにより、トリミングに慣れさせることもできます。ただし、飼い主自身での対応に限界を感じる場合には、早めにプロのサポートを仰ぐことが大切です。

【参考文献】