動物病院が爪切りしてくれない理由や対処法、自宅でのケア方法を解説!

動物病院が爪切りしてくれない理由や対処法、自宅でのケア方法を解説!

ペットの爪を切ろうとしてもなかなかうまくいかず、頭を悩ませている飼い主の方は少なくありません。動物病院に依頼できると大変心強いですが、爪切りを断られるケースもあるのでしょうか。今回は動物病院が爪切りしてくれない理由や、爪切りを断られたときの対処法について、詳しく解説を加えます。自宅でのケアにあたって押さえておくべきポイントもまとめるので、ぜひ参考にしてください。

動物病院で爪切りしてくれない理由

動物病院で爪切りしてくれない理由

動物病院に爪切りを依頼するとなると、爪切りだけが目的でも対応してもらうことは可能かなど、気になる点がいくつもあります。まずは、動物病院の爪切り事情や、対応を断られる場合の理由を掘り下げましょう。

動物病院で爪切りしてくれないこともあるのですか?
結論からお伝えすると、動物病院で爪切りしてくれないこともあります。待ち時間が長くなりがちな動物病院などは、診療の時間をできるだけ確保するために、爪切りや被毛のカットを目的とした来院を断っている場合もあります。予約枠が埋まっていて時間に余裕がなかったり、安全に保定できる人員が足りなかったりするために対応できないというケースも見られます。爪切りしてもらえるかどうか、よくわからなければ、あらかじめ問い合わせの連絡を入れてみることが大切です。
健康状態によって爪切りを断られることはありますか?
健康状態に不安がある場合には、あわせて診察を受けた方がよいとして、爪切りだけの対応を断られる可能性があります。同様に初めて利用する動物病院の場合にも、診察は必須と伝えられるかもしれません。
爪切りだけでの受診でなければ対応してもらえますか?
爪切りだけでの受診でなければ、対応してもらえるケースがほとんどでしょう。ただし、各種規定はそれぞれ異なるので、詳細については当該動物病院に確認してみてください。

動物病院に爪切りを断られたときの対処法

動物病院に爪切りを断られたものの、自宅でのケアが難しいと感じる場合には、別の対処法を考えなければいけません。具体的な代替案をまとめるので、参考にして、ペットの健康維持に役立ててください。

別の動物病院に相談した方がよいですか?
地域にあるかかりつけ動物病院の多くは、爪切りのみの利用にも対応しています。動物病院で爪を切ると、万が一出血したときなども適切に対処してもらえるため、爪切りに不安がある場合には、別の動物病院に相談した方がよいでしょう。伸びた爪を放置すれば、肉球に刺さって炎症や感染につながったり、転倒しやすくなったりと、ペットの健康が脅かされてしまいます。一度対応を断られたからといって、必要なケアを先送りするようなことは避けるべきです。
事前に伝えておくべきポイントはありますか?
動物病院に爪切りを依頼するにあたり、ペットが嫌がって暴れる可能性が高いなど、気になる点がある場合には、事前に詳細を伝えて、対応の可否を確認しておきましょう。別途保定料などが発生する可能性も考えられるため、注意しなければいけません。その他にも、爪切りを断られるかもしれない事情があれば、早めに相談することが大切です。
トリミングサロンに爪切りだけを依頼することはできますか?
一部のトリミングサロンやペットショップは、爪切りだけの利用に対応しています。ペットの健康状態に特段問題がなければ、選択肢の一つにするとよいでしょう。

自宅でのケア方法

自宅でのケア方法

終わりに、自宅でのケア方法もお伝えします。自信がないのに、嫌がるペットを無理に押さえ付けて爪を切るようなことは避けるべきですが、ポイントを押さえてうまく対応できるようになれば、爪切りの手間がぐんと省けるでしょう。

自宅で爪を切るときのコツを教えてください
前提として、犬や猫は本能的に足先を触られるのを嫌がります。そのうえいきなり爪切りが始まると、あまりにも負担が大きいため、日頃から足先に触れたり、爪切りの匂いを嗅がせたりといったコミュニケーションを図って、恐怖心を取り除いておくとよいでしょう。実際に爪を切るときも、優しく身体を撫でつつ爪切りしやすい態勢を取らせて、怖がらないのを確認したうえで、慎重に作業を開始することが大切です。作業時間が長くなると、ペットが嫌がり始めるので、とりあえず一本だけ爪を切ることを目標にしましょう。作業時間を短く区切り、都度ご褒美を与えて少しずつ作業を進めるというのが、成功のコツといえます。
自宅での爪切りで失敗や怪我を防ぐためのコツはありますか?
怖がったり、暴れたりするペットの爪を無理やり切ろうとすると、失敗や怪我のリスクが高まります。普段から恐怖心を取り除くためのコミュニケーションを取っておくこと、ペットの負担が大きくなる前に短時間で作業を切り上げることが、爪切りをスムーズに進めるポイントです。嫌なことは一気に済ませてあげようと考えてしまいがちですが、作業は少しずつ行うように心がけてください。また、爪が長くなりすぎると、血管や神経も一緒に伸びて、爪切りの難易度が上がってしまいます。月1、2回を目安として、定期的に爪を切ることも、予期せぬトラブルを防ぐためのコツです。
出血した場合の対処法を教えてください
軽い出血の場合は、ティッシュなどで押さえてやると、次第に止まります。しっかりと消毒も行えば、大きな問題にはなりません。一方、出血の量が多く、なかなか止まらない場合には、速やかに動物病院を受診する必要があります。いずれにしても、ペットの手元を深く傷付けることがないよう、自宅での爪切りは慎重に行ってください。あわせて、爪専用の止血剤も用意しておくとよいでしょう。
無理に爪切りしない方がよいケースはありますか?
自宅でうまく爪を切ることができれば、それが一番ですが、ペットが嫌がってしまい、作業が難しい場合には、動物病院を頼るのがおすすめです。無理やり爪を切る過程で、ペットが痛い思いをするような事態になると、そのできごとがトラウマになり、爪切りのハードルがより上がります。爪が折れていたり、巻き爪が食い込んでいたりと、何らかのトラブルが起きている場合にも、自宅での対応は避けてください。基本的に少しでも不安を感じる状況であれば、動物病院での爪切りを検討すべきです。
爪切りするときの環境づくりのポイントを教えてください
爪切り中のペットができるだけリラックスして過ごせるように、静かな環境を整えてやるのがポイントです。テレビや外部の音が聞こえにくい部屋で作業を進めてください。爪切りのタイミングについても、配慮が必要です。散歩でエネルギーを発散した後や、お昼寝前の時間帯であれば、ペットも落ち着いて爪切りに臨むことができるでしょう。対応する飼い主の負担も軽減されます。

編集部まとめ

動物病院にペットの爪切りを依頼すると、出血時にも適切に対処してもらえるといったメリットがあるものの、診療時間の確保などを理由に、対応を断られるケースもあります。とはいえ、多くの動物病院が爪切りのみの利用も受け付けているので、自宅でのケアに不安がある場合には、サポートを依頼しましょう。健康状態に問題がなければ、トリミングサロンなどで爪を切ってもらうのも一案です。一度対応を断られたからといって、爪を伸ばしたままにすることは避けてください。

【参考文献】