動物病院の抜糸料金はいくら?費用相場や抜糸以外にかかる費用、処置の流れなどを解説

動物病院の抜糸料金はいくら?費用相場や抜糸以外にかかる費用、処置の流れなどを解説

動物病院で手術を受けた後は、傷口が落ち着いた段階で抜糸が必要になる場合があります。抜糸そのものは短時間で終わる処置ですが、診察や傷口のチェック、必要に応じた薬の処方などが加わる場合もあります。

動物病院における診療費用は自由診療であるため、料金は病院や地域によって異なります。本記事で解説する料金はあくまで一般的な目安であり、正確な費用については必ず受診する動物病院に事前にご確認ください。

料金の考え方を事前に知っておくと、飼い主さんは費用の見通しを立てやすくなります。本記事では、動物病院での抜糸の料金の相場、手術の種類による違い、犬と猫での費用差、さらに抜糸の流れや注意点まで整理して解説します。

動物病院の抜糸料金の相場

動物病院の抜糸料金の相場

抜糸は比較的シンプルな処置ですが、診察や消毒が必要になる場合があり、動物病院ごとに料金の幅があります。本章では、一般的な抜糸の費用相場や、手術の種類、ペットの種類による違いについて解説します。

動物病院での抜糸の料金相場を教えてください
動物病院での抜糸料金は、診察を含めておよそ1,000〜3,000円ほどが目安とされています。処置が短時間で終わる場合でも、診察料が加算されることが多いため、費用が前後します。また、避妊手術や去勢手術など術後のチェックが必要なケースでは、傷口の状態を確認するために追加の診察が行われることもあります。抜糸のみの料金を設定している病院もありますが、診療内容によっては検査費用がかかる場合もあるため、事前の確認が大切です。
手術の種類によって抜糸料金は変わりますか?
抜糸自体の料金は大きく変わらないことが多いものの、手術の種類によって前後するケースがあります。避妊や去勢手術のように一般的な術式では相場が安定していますが、手術範囲が広い場合や傷口が長い場合は、確認する項目が増えるため、診察料が高くなることがあります。また、術後の状態によっては消毒や内服薬の処方が必要になり、合計の費用が変動することもあります。動物病院によって料金表の形式が異なるため、術前に確認しておくとよいでしょう。
犬と猫で抜糸料金に差はありますか?
犬と猫で抜糸料金に大きな差が出ることはありません。処置そのものは同じで、診察、消毒、術後確認の流れも共通です。ただし、身体のサイズが大きい子や乳腺腫瘍の切除手術のように傷口が大きくなる場合は、診療にかかる時間がわずかに異なることがあり、費用の差につながることがあります。また、犬と猫では術後の経過に違いが出ることもあるため、診察内容が変わる場合があります。最終的な費用は動物病院の料金表や診察内容によって前後するため、事前の相談が役立ちます。

抜糸料金以外にかかる費用

抜糸は処置自体の料金だけでなく、診察や傷口の確認、必要に応じた薬の処方などが追加される場合があります。本章では、抜糸に関連して発生しやすい費用項目を整理し、飼い主さんが把握しておきたいポイントをまとめます。

抜糸の際に診察料は別途必要ですか?
多くの動物病院では、抜糸の際に診察料が別途必要です。抜糸前に傷口の状態を確認し、術後の経過を診ることが一般的な流れであり、この診察が料金に含まれています。診察料はおよそ500円〜2,000円ほどが目安で、病院ごとの料金表に基づいて設定されています。また、手術後の診療として診察料が必要になるかどうかは、病院の方針によって異なるため、術前に確認しておくと費用の見通しを立てやすくなります。当日の処置内容によって料金が変わるケースもあります。
抜糸前の傷口チェックや消毒に費用はかかりますか?
抜糸前に傷口の状態を確認するためのチェックや消毒が行われる場合、別途費用がかかることがあります。費用はおよそ500〜1,000円ほどが目安で、傷口の状態によって処置内容が変わるため、料金に幅が生じます。術後の経過が順調であれば簡単な消毒のみで済むこともありますが、赤みがある場合や部分的に治りが遅い場合は、追加の処置が必要になる場合があります。また、血液検査やレントゲンなどを追加するケースはまれですが、必要と判断された場合は別料金となります。
抜糸後に薬が処方された場合、どのぐらいの費用がかかりますか?
抜糸後に内服薬や外用薬が処方される場合、費用はおよそ500〜2,000円程度が一般的です。術後の状態やペットの体格、炎症の有無によって薬の種類が変わるため、料金に差が出ることがあります。内服薬は数日分が処方されることが多く、飲みやすさや回数によっても費用が前後します。外用の薬や塗布剤が必要になる場合もあり、診察内容に応じて料金が決まります。抜糸後の薬は術後のトラブルを防ぐ目的で処方されるため、獣医師の判断にしたがって受け取ることが大切です。

抜糸の流れと抜糸後の注意点

抜糸の流れと抜糸後の注意点

抜糸は短時間で行われる処置ですが、傷口の状態を確認しながら丁寧に進められます。抜糸後も散歩やシャンプーの再開時期、赤みへの対応など、気をつけたいポイントがあります。本章では、抜糸の流れと術後のケアについて整理します。

抜糸はどのような手順で行いますか?
抜糸はまず診察で傷口の状態を確認し、問題がないことを確かめたうえで処置を進めます。糸を切りやすい位置を確認し、専用の器具を使って1本ずつ丁寧に取り除きます。痛みを感じにくい処置ですが、動物が動かないように軽く保定しながら行われるのが一般的です。傷口に汚れがついている場合は、事前に消毒や軽い洗浄を行うこともあります。処置後は傷の状態を再度確認し、必要に応じて内服薬や塗布薬が処方される場合があります。
抜糸にかかる時間はどのくらいですか?
抜糸にかかる時間は、診察を含めて10〜20分ほどが目安です。糸の本数や傷口の長さによって前後しますが、多くの動物病院では短時間で終わります。術後の状態を確認しながら行うため、診察の時間が含まれる点が特徴です。避妊や去勢手術など一般的な手術後の抜糸であればスムーズに進みますが、動物が緊張して動いてしまう場合や、傷口に汚れがある場合は、確認の時間が長くなることもあります。
抜糸は予約必須なのか教えてください
抜糸は予約が必要な動物病院が多いですが、予約不要としているところもあります。手術後の診療として扱われるため、病院側が時間を確保して対応するケースが一般的です。予約制の場合は待ち時間が少なく、術後の確認もスムーズに進むため、事前に予約しておくと安心感があります。当日の混雑状況や診療時間によって対応が変わる場合もあるため、手術時に抜糸の予約方法を確認しておくとよいでしょう。
抜糸後はいつから散歩やシャンプーができますか?
散歩は抜糸の当日から再開できることが多いですが、激しい運動は数日控えるほうがよいとされています。シャンプーは傷口が完全にふさがってからとなるため、抜糸後およそ2~3日ほど空ける動物病院が一般的です。水に濡れると傷の治りが遅くなる場合があるため、体が汚れた場合は濡れタオルで軽く拭く程度にとどめます。手術の種類や傷の状態によって判断が変わるため、診察時に獣医師へ確認することが大切です。
抜糸後に傷口が赤く腫れた場合はどうすればよいですか?
抜糸後に赤みや腫れが続く場合は、早めに動物病院へ相談することが重要です。動物が傷口を舐めたり、擦ったりしたことで炎症が起きる場合があり、そのままにすると悪化することがあります。必要に応じて消毒や外用薬の処置が行われることもあります。また、エリザベスカラーを使用して患部を保護するなど、術後のケア方法についてあらためて指示を受けることが大切です。少しの変化でも気付いた時点で相談すると、早期の対応につながります。
抜糸後の経過観察で気をつけるべきポイントを教えてください
抜糸後は、傷口の赤み、出血、においの変化などを毎日確認することが大切です。動物が傷口を舐め続けると治りが遅くなるため、必要に応じてエリザベスカラーや術後服で保護します。また、散歩や運動で傷口に負担がかかりやすいため、数日は無理のない範囲で過ごします。食欲が落ちる、元気がないなどの変化がある場合も、術後のトラブルが関係している可能性があります。少しでも気になる点があれば、早めに動物病院へ相談することが役立ちます。

編集部まとめ

抜糸は短時間で終わる処置ですが、診察や傷口の確認が必要となるため、料金は病院ごとに幅があります。診察料・消毒・薬の処方などが追加される場合もあり、事前に費用の目安を把握しておくと飼い主さんは予定を立てやすくなります。抜糸後は散歩やシャンプーの再開時期、傷口の赤みなど、日々の観察が大切です。気になる症状がみられた場合は、早めに動物病院へ相談することが、術後のトラブルを防ぐうえで役立ちます。

【参考文献】