犬のしつけに戸惑いや悩みを抱えている飼い主さんも少なくありません。そのような悩みを抱えている飼い主さんにおすすめしたいのは、しつけ教室の預かりトレーニングです。
トレーナーに任せても、家に帰るともとに戻ってしまうのではないかと不安を感じる方もいるでしょう。では、しつけ教室の預かりトレーニングとは一体どのようなものなのでしょうか。
本記事では、しつけ教室で行われる犬の預かりトレーニングの特徴や効果・注意点などを解説します。犬のしつけで悩んでいる飼い主さんの参考になれれば幸いです。
しつけ教室による犬の預かりトレーニングの特徴
- 犬の預かりトレーニングの特徴を教えてください。
- 犬の預かりトレーニングは、愛犬をしつけ教室に一定期間預けて、プロのトレーナーが基本的なしつけや問題行動の修正を行うプログラムです。犬の幼稚園ともいわれています。愛犬とプロのトレーナーが1対1で日常生活に必要なトレーニングを行いながら、基本的な指示への対応や社会性を身につけていきます。
トレーナーは犬の性格や問題行動を分析し、愛犬に適切な方法で指導を行うため、短期間での効果が期待できるでしょう。愛犬の変化を飼い主さんにみてもらい、飼い主さん自身が愛犬の行動をコントロールできるよう、知識や技法を習得してもらえることが特徴です。
預かりトレーニングを受けることは、飼い主さんの負担を減らして愛犬との絆を深めることにもつながります。
- 預かりトレーニングの1日のスケジュールを教えてください。
- 預かりトレーニングは人間の幼稚園と似たようなスケジュールで行われます。具体的なスケジュール例は以下のとおりです。
- 9時:登園
- 10時:クラス活動
- 11時:基本行動・社会化レッスン
- 12時:休憩時間
- 13~15時:オリジナルレッスン
- 15~18時:お迎え時間
上記はあくまでも一例です。しつけ教室によって預かりトレーニングのスケジュールは異なるため、いくつかしつけ教室を検討している場合はスケジュールの確認をすることをおすすめします。スケジュール例で解説すると、クラス活動ではさまざまな生活音にふれたりほかの犬やトレーナーとふれあったりして社会性を身につけます。
基本行動では、散歩やトイレ訓練がメインです。午後のオリジナルレッスンでは、社会化訓練や問題行動の修正に重点を置いたトレーニングがスケジュールに組み込まれます。オリジナルレッスンは犬の様子をプロのトレーナーが観察しながら、休憩時間やリラックスできる遊びを取り入れたトレーニングを進めていきます。
ほかにも犬のペースで学習できるよう、信頼関係強化レッスン・お出かけレッスン・飼い主さんのサポートなどの時間がトレーニングに組み込まれるシステムです。
- 預かりトレーニングに預ける期間の目安はありますか?
- 預かりトレーニングの期間は犬の年齢・状態・トレーニングの目的によって異なります。一般的な預かり期間は2週間~1ヶ月程度が目安です。例えば、基本的な散歩やトイレなどのしつけや社会化を目的としている場合は2週間程度で改善できるケースがほとんどです。
吠え癖や噛み癖などの問題行動がある場合は、改善に1ヶ月以上かかることもあります。飼い主さんとトレーナーが協力して、愛犬の進捗にあわせて預かりトレーニングの期間を調節することが重要です。
- 預かりトレーニングの料金相場はどのくらいですか?
- 預かりトレーニングの料金相場は、施設・プログラムの内容・犬のサイズ・預ける期間によって異なります。一般的な相場は1ヶ月あたり100,000〜200,000円(税込)程度です。
オリジナルレッスンの量が増える場合には、料金が変動しやすくなるため、事前に詳細なプランや料金を確認することが大切です。また、料金に犬のケア用品や食費が含まれるかどうかも確認しておきましょう。
- 何歳から預けられますか?
- 預かりトレーニングには、生後2ヶ月の子犬から預けられます。子犬から成犬まで幅広い年齢に対応していますが、社会化を重視する場合には子犬期の早い段階でトレーニングを受けることが推奨されています。社会化レッスンが必要な犬は、以下のとおりです。
- 怖がり
- いたずら好き
- 怒りやすい
- 動きが激しい
- 吠え癖がある
- 噛み癖がある
- 粗相しやすい
- ハーネスやリードをつけて歩けない
上記の項目に当てはまる場合には、預かりトレーニングを検討しましょう。年齢に応じた適切なプログラムが提供されるため、まずはプロのトレーナーに相談することをおすすめします。
犬を預かるしつけ教室の効果とメリット・デメリット
- 預かりトレーニングの効果について教えてください。
- 預かりトレーニングの効果は先述のとおり、犬の社会性を高めたり問題行動を修正したりする効果があります。犬はプロのトレーナーと一緒に過ごしながら、規則正しい生活リズム・基本的なコマンド・マナーを学びます。
トレーナーに指導を受けることで、犬が周囲の環境に適応しやすくなったり、飼い主さんとのコミュニケーションが改善しやすくなったりすることもトレーニングの効果です。無駄吠え・噛み癖・トイレのしつけなど、飼い主さんが直面しやすい問題行動を短期間で改善する効果があります。
- 預かりトレーニングのメリットやデメリットを教えてください。
- 預かりトレーニングのメリットは、プロのトレーナーと1対1でオリジナルレッスンを受けられるため、犬が集中してトレーニングを受けられる点です。犬が社会性を身につけられれば、家庭内でのストレスも軽減され、飼い主さんとの関係も向上しやすくなります。
一方デメリットは、トレーニング費用が高額になりがちなことです。ほかにも一時的にでも環境が変わることで、ストレスを感じて体調不良を起こす犬もいます。短時間から、犬を環境に徐々に慣らしてはいけますが、預かり期間が長引くことがデメリットです。メリットやデメリットを知ったうえで、プロのトレーナーと相談して慎重に判断する必要があります。
- しつけ教室に合うタイプと合わないタイプの犬の特徴を教えてください。
- しつけ教室に合うタイプは、社交的で学習意欲が高い犬です。問題行動があっても、飼い主さんと協力して訓練を行えたり問題行動の改善余地があったりする犬もしつけ教室に向いているでしょう。
一方で、過去にトラウマがあってほかの犬やトレーナーに攻撃的な行動を示す犬はしつけ教室に合わないタイプです。ほかにも怖がりな犬は、環境の変化に強いストレスを感じやすいため、しつけ教室と合わないタイプかもしれません。
犬をしつけ教室に預けるときの注意点
- 犬をしつけ教室に預けるときの注意点はありますか?
- 犬をしつけ教室に預けるときには、犬の健康状態や性格を把握しておくことが大切です。無理やり預けてしまうと、しつけ教室が嫌な場所だと犬が認識してしまい、トレーニングの目的以外に問題が発生してしまいます。また、飼い主さんはしつけ教室に愛犬を預ける前にどのような施設なのかやトレーナーの資格を確認し、信頼できる場所を選ぶことが大切です。
通い始めは不安を感じる飼い主さんがほとんどですが、それは愛犬も同じです。トレーナーと密に連絡を取りながら犬が安心感をもってトレーニングを進められるよう配慮しましょう。
- しつけ教室には飼い主も参加することがありますか?
- しつけ教室では飼い主も参加することが推奨されています。これは、犬が預かりトレーニングで学んだことを家庭でも実践できるようにするためです。
飼い主さんがトレーニングの方法や愛犬との接し方を学び、預かりトレーニング後でも継続的にしつけを行うことが犬の成長に欠かせません。
- しつけ教室から戻った後に心がけるべきことはありますか?
- しつけ教室から戻った後は、飼い主さんがトレーナーのように学んだ内容を家庭でも実践することが大切です。日常生活のなかで一貫したルールを守り、しつけを続けることが飼い主さんと愛犬にとってストレスなく絆を深めていける方法です。
犬がトレーニングで身につけたことを忘れないように、コミュニケーションを取りながら成功体験を増やしていきましょう。
編集部まとめ
今回は、しつけ教室の犬の預かりトレーニングとは・特徴や効果・注意点などを解説しました。
犬の預かりトレーニングは飼い主さんと愛犬のストレスを軽減し、絆を深める有効なしつけ手段です。
愛犬の健康状態や性格を把握して、お互いにプラスになれるようプロのトレーナーの手を借りて成長していきましょう。
しつけに困っている飼い主さんは、まずプロのトレーナーに相談することをおすすめします。
参考文献