ペットを飼うにあたって「かかりつけの動物病院は必要なのか」「どのように選べばよいのか」と疑問に思っている方は多いのではないでしょうか。
この記事では、かかりつけの動物病院の重要性と動物病院を選ぶ際のポイントについて詳しく解説します。また、かかりつけ以外の獣医師に診察してもらうセカンドオピニオンについても紹介します。
これからペットを飼う方や、すでにペットを飼っているものの、かかりつけの動物病院をまだ見つけられていない方はぜひ参考にしていただけると幸いです。
かかりつけの動物病院の重要性
- ペットもかかりつけの病院があった方がよいですか?
- ペットもかかりつけの病院があった方がよいです。定期的に通うかかりつけの動物病院では、ペットの体質や既往歴などを把握しています。そのため急に体調が悪くなったときでも、迅速で適切な診療を受けられるでしょう。
さらに、同じ動物病院に通うことで、ペットの負担が軽減されます。環境の変化はペットにとって大きなストレスです。特に動物病院は、ペットの体調が悪いときに行くため、行きたくない場所と認識されてしまうことも少なくありません。通い慣れた動物病院であれば、ペットも安心感を抱きやすいでしょう。このようにかかりつけの病院があることは、ペットにとって大きなメリットがあります。
- 診察を受ける際のマナーがあれば教えてください。
- 診察を受ける際のマナーとして、ペットは専用のキャリーケースに入れて連れて行くようにしましょう。また、犬の場合はリードも忘れずに付けておきましょう。キャリーケースやリードを使用することで、ほかのペットとの接触を防ぐことができます。もしほかのペットと接触してしまうと、感染症を広げてしまったりケガを負わせてしまったりするかもしれません。そのため、ペット同士が接触しないようにすることが大切です。
ほかには事前にトイレを済ませておく方がよいでしょう。念のためペットシーツやビニール袋、タオルなど排泄物の処理に必要なものを持っておくと安心です。ただし診察内容によっては膀胱に尿が貯留している方が検査しやすかったり、新鮮便を採取しやすかったりなど、あえて排泄をさせない方がよいケースもあります。事前予約の際、動物病院に確認しておきましょう。万が一、病院内で排泄してしまった場合は感染症対策が必要になることもあるので、スタッフに声をかけるようにしましょう。
- 病気ではなく相談でも動物病院に行ってもよいですか?
- 相談だけでも動物病院に行って大丈夫です。多くの動物病院では病気やケガの診療だけでなく、ペットのお世話の仕方やペットフードの量など、ペットに関するさまざまな相談にのってくれます。特にかかりつけになるような動物病院は、ホームドクターとして地域のペットや飼い主さんに寄り添ったサポートを目指しているので、丁寧に相談にのってくれるでしょう。もし相談だけでよいのか心配な方は、事前に電話で動物病院に確認しておくと安心でしょう。
またオンラインや電話での相談サービスがある動物病院もあるので、気になる方は検討してみてはいかがでしょうか。
- 動物病院でのペットのストレスを軽減する方法があれば教えてください。
- 動物病院でのペットのストレスを軽減するために、家と病院内それぞれでできることがあります。まず家では、キャリーケースに慣れてもらいましょう。通院時だけキャリーケースを使用すると、ペットが警戒してストレスの原因になります。通院しないときでも家でキャリーケースに触れさせ、警戒感を取り除いてあげましょう。
次に病院内では、ペットに普段通り接するようにしましょう。飼い主さんが不安にしていると、ペットもそれを感じ取ってストレスを感じてしまいます。お気に入りのおやつやおもちゃを与え、動物病院は怖くない場所と教えるのもおすすめです。
動物病院でペットがストレスを感じてしまうと、体調が悪化したり、投薬がうまくできなかったりすることもあります。できるだけペットの通院時のストレスを減らせるように、日頃から気にかけてあげましょう。
かかりつけの動物病院を選ぶポイント
- かかりつけの動物病院を選ぶポイントを教えてください。
- かかりつけの動物病院を選ぶポイントを5つ紹介します。
- 家から通院しやすい距離、場所であること
- 獣医師と飼い主さんの相性がよいこと
- 該当する診療科があること
- 通院しやすい診療時間であること
- 検査・治療機器が充実していること
これらのポイントを押さえて動物病院を選ぶことで、ペットに適切な診療を受けさせられるでしょう。実際に行ってみないとわからないこともありますが、まずはホームページなどで近くの動物病院を調べることをおすすめします。
- かかりつけの動物病院を探すときは自宅からの距離も重要ですか?
- かかりつけの動物病院と自宅の距離はとても大切です。自宅からの距離が近い動物病院であれば、通院が苦にならず治療を続けやすいでしょう。仮に自宅から離れた動物病院にしてしまうと、通院が億劫になり、受診をやめてしまうかもしれません。
また緊急を要する場合に、動物病院と自宅の距離が遠ければすぐに診察を受けさせられず、ペットにも負担がかかってしまいます。かかりつけの動物病院を探す際は、ペットと飼い主さんのことを考えて、自宅からの距離ができるだけ近い動物病院を選ぶようにしましょう。
- かかりつけの動物病院を探すタイミングはいつがよいですか?
- ペットを迎えたらすぐにかかりつけの動物病院を探しましょう。病気やケガをしてから動物病院を探すと焦ってしまい、自分たちに合った動物病院を見つけられないかもしれません。事前にかかりつけの動物病院を探しておけば、万が一にも安心です。特に小さいペットは体調を崩しやすいため、早めにかかりつけの動物病院を探しておきましょう。
初めはペットの飼い方について分からないことも多く、不安に感じることも少なくありません。心配事をすぐ相談できるように、ペットを飼うタイミングでかかりつけの動物病院を探すことをおすすめします。
- 獣医師と飼い主の相性も重視した方がよいですか?
- かかりつけの動物病院を選ぶ際に、獣医師と飼い主さんの相性はとても重要です。ペットは自分で身体の不調を伝えられません。そのため、飼い主さんがペットの状況を獣医師にきちんと伝える必要があります。
話しにくい、会話がかみ合わないなど獣医師との相性が悪いと、ペットの不調をうまく伝えられず適切な診療を受けられないかもしれません。この獣医師であれば気兼ねなく話せる、という信頼できる獣医師が在籍する動物病院を選ぶようにしましょう。
かかりつけの動物病院のセカンドオピニオンについて
- セカンドオピニオンが必要なのはどのようなときですか?
- セカンドオピニオンが必要なタイミングは主に以下の場合です。
- 診察結果に疑問や不安を感じたとき
- 医療費が高額と感じたとき
- 治療を続けていても体調がよくならないとき
- 手術の内容に不安があるとき
いずれの場合も、現状の動物病院に通うなかで飼い主さんが不安に感じたときが、セカンドオピニオンを検討するタイミングといえます。セカンドオピニオンを利用すると、飼い主さんの不安が解消されたり、別の視点から今後の治療方針を決めたりできます。現在、診療内容に不安を感じている方はセカンドオピニオンを利用してみてはいかがでしょうか。
なおセカンドオピニオンを利用する際は、これまでの診断結果や治療内容、不安に感じていることなどを事前にまとめておくとスムーズです。
- かかりつけの動物病院に悪い印象を与えることはないですか?
- セカンドオピニオンを利用しても、かかりつけの動物病院に悪い印象を与えることはほとんどありません。獣医師はペットや飼い主さんのことを思って治療にあたっています。診断・治療の妥当性や飼い主さんの安心感などが得られるセカンドオピニオンは、ペットや飼い主さんの健康・幸せにつながるため、獣医師も重要だと考えています。
かかりつけの動物病院の診療に不安を感じている場合には、遠慮せずにセカンドオピニオンを検討してみましょう。
編集部まとめ
かかりつけの動物病院をもつことは、ペットに適切な治療を受けさせたり、ストレスなく通院させたりできるためとても重要です。
かかりつけの動物病院は、自宅からの立地・獣医師との相性・診療科・診療時間・設備などに注目し、ペットを飼い始めたタイミングで選ぶようにしましょう。
もし通院している動物病院の診療で、不安に感じるようなことがあれば、セカンドオピニオンの利用をおすすめします。安心感をもって今後の治療を進められるでしょう。
参考文献