ペットにノミやダニがいたら動物病院の受診を!ノミ・ダニの基礎知識や対処法を解説

ペットにノミやダニがいたら動物病院の受診を!ノミ・ダニの基礎知識や対処法を解説

ペットの健康を守るために、ノミやダニの対策は欠かせません。これらの寄生虫はかゆみや皮膚炎を引き起こすだけでなく、深刻な病気を媒介することもあります。

本記事ではペット飼育におけるノミ・ダニの基礎知識について以下の点を中心にご紹介します。

  • ペット飼育で知っておきたいノミの知識
  • ペット飼育で知っておきたいダニの知識
  • ペットにノミ・ダニを見つけた際の対処法

ペット飼育におけるノミ・ダニの基礎知識について理解するためにも、ご参考いただけますと幸いです。

ぜひ最後までお読みください。

ペット飼育で知っておきたいノミ・ダニの基礎知識

ペット飼育で知っておきたいノミの知識を教えてください
ノミは体長1~9mm程の小さな虫で、犬や猫などの動物に寄生し、血を吸って生きています。

室内外を問わず生息でき、特にカーペットやソファーなど暖かく湿気のある場所では繁殖しやすくなります。繁殖力が大変強いため、放置すると短期間で大量発生し、人にも影響を及ぼすことがあります。

例えば、猫のノミが媒介する猫ひっかき病は、感染したノミの排泄物が猫の歯や爪に付着し、ひっかかれた際に人へ感染することがあります。また、原因菌に感染した猫からの感染もあるため注意が必要です。
予防策として、ペットにノミ駆除薬を使用し、こまめにシャンプーやブラッシングを行いましょう。

また、ノミの糞は黒い砂粒のように見え、水で湿らせると赤茶色ににじむのが特徴です。

ペットの健康を守るためにも、ノミの発生を防ぐ環境管理を徹底することが重要です。
ペット飼育で知っておきたいダニの知識を教えてください
ダニは体長1mm以下から4mm程度の小さな寄生虫で、犬や猫の血を吸って生きています。

特に草むらに生息しており、散歩時にペットの体に付着しやすいため注意が必要です。ダニは繁殖力が強く、ペットだけでなく人にも健康被害を及ぼします。

例えば、マダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、人が感染すると発熱や倦怠感を引き起こし、重症化すると死亡することもあります。
また、ライム病やヘモプラズマ感染症など、猫にとっても深刻な病気の原因になります。

予防策として、草むらを避ける、定期的なダニ予防薬を使用する、ペットが痒がっていたら早めにチェックすることが重要です。
ダニの被害を防ぐためには、発生後の対策だけでなく、日頃の予防を徹底することが大切です。

ペットにノミ・ダニを見つけたの場合の対処法

ペットの体にマダニを見つけたときの対処法を教えてください
ペットにマダニが付いているのを見つけても、無理に引き抜くのは避けましょう。マダニの頭が皮膚に残ると炎症の原因になるため、無理に取り除こうとせず、獣医師に除去を依頼し、適切な方法で除去することが大切です。

マダニは吸血すると体が膨らみ、イボのように見えることがあります。発見した際は、すぐに写真を撮り、動物病院へ相談しましょう。

また、ペット用のダニ駆除薬を使用することで、事前に予防することができます。散歩後は、ペットの体表をチェックし、細かい櫛を使ってダニが付着していないか確認しましょう。
ペットの体にノミを見つけたときの部屋の掃除方法を教えてください
ノミはペットの毛に付着してから数時間で産卵を開始し、見えない卵が家の隅々まで散らばっている可能性があります。そのため、部屋全体の徹底的な清掃が必要です。

1.掃除機の使用
まずは家全体に掃除機をかけましょう。特にペットがよく過ごす場所、隅や押し入れ、家具の下など、手の届きにくい場所も念入りに掃除します。

2.寝具やクッションの洗浄
ペットの寝床や使用するクッションはノミの卵が隠れている可能性が高いため、可能な限り洗濯し、天日干しや乾燥機でしっかりと乾燥させます。

3.粘着ローラーの活用
ソファやラグなどのファブリック製品は粘着ローラーで丁寧にノミの卵や幼虫を取り除きます。粘着ローラーのシートはこまめに交換し、取り除いた卵やサナギが再び広がらないようにします。

4.掃除後の処理
掃除機のゴミや粘着ローラーのシートはすぐに密封できるビニール袋に入れ、外に出してから捨てましょう。

5.定期的な再清掃
一度の清掃だけで駆除することは難しいため、定期的に掃除を繰り返しましょう。

これらの措置を講じることで、ノミの問題を早期に解決し、ペットとの生活を守りましょう。

ペットのノミ・ダニの治療と予防

ノミやダニを見つけたら動物病院を受診すべきですか?
ノミやダニを発見した場合は、早めに動物病院を受診し、適切な駆除薬を処方してもらうことが重要です。ノミやダニは動物の健康を損ねるだけでなく、人にも感染症を媒介する恐れがあります。
さらに、耳ダニは強いかゆみを引き起こし、放置すると外耳炎や中耳炎の原因になるため、早めに治療を開始しましょう。

ペットの健康を守るためにも、寄生虫を見つけたら速やかに動物病院で適切な対処を行いましょう。
動物病院でのノミやダニへの治療法を教えてください
ノミやダニの駆除には、スポットタイプや経口薬が処方され、使用後24時間以内に駆除できるものが多いとされ、1〜3ヶ月間の予防効果も期待できます。体重に応じて薬の種類が異なるため、可能であればペットを連れて受診しましょう。市販のノミ取り首輪や電子式ノミ取りもありますが、動物病院で処方してもらうお薬の方がより効果が期待できるとされています。

マダニの場合、無理に取り除くと頭部が皮膚に残り、炎症の原因となるため、必ず動物病院で安全に除去してもらいましょう。

動物病院では駆除薬を用いた治療が行われ、3回程度の通院で改善が見込まれるため、最後までしっかり治療を受けることが大切です。
ノミやダニの予防薬にはどのような種類がありますか?
ノミやダニの予防薬は、大きく 4つのタイプ に分けられます。

主に液体タイプと錠剤タイプがあり、それぞれ ノミ・ダニのみを防ぐものと、フィラリア症も同時に予防できるものがあります。フィラリア予防薬は事前の検査が必要 なので、春のワクチン接種の際に併せて相談するとよいでしょう。

市販の予防薬はペットショップやオンラインで購入できますが、フィラリア予防が含まれる薬は獣医師の診察・処方が必要です。

液体タイプは皮膚に直接塗布する方法で、即効性があり簡単に使用できます。
一方、錠剤タイプは食事と一緒に与えることで内側からの効果が期待できます。犬種や体質によって適応する薬が異なるため、獣医師に相談して選ぶことが大切です。
ノミやダニの予防薬の費用はどのくらいですか?
ノミ・ダニの予防薬は、動物病院で処方されるものと市販のもので費用が異なります。

動物病院で処方されるオールインワンタイプの薬は、1ヵ月分が約2,000円〜3,000円 で、フィラリアやお腹の寄生虫も予防できます。処方にはフィラリア検査が必要で、その費用は別途かかります。

一方、市販されている予防薬は ノミ・ダニのみに対応 し、3ヵ月分で約3,000円~4,000円が相場です。

予防薬は、費用や効果を比較し、ペットの健康状態に合ったものを選びましょう。
ノミやダニの予防時期を教えてください
ノミやダニの予防は、4月〜12月が推奨される時期です。

特に動物病院では、フィラリア症も含めた総合的な予防をこの期間に行うことを勧めています。ただし、ノミは暖房の効いた室内でも生息できるため、冬でも感染リスクがゼロではありません。そのため、屋外での活動が多い犬や猫は通年の予防が必要になることもあります。

例えば、4月〜12月はオールインワンタイプの薬で総合的に予防し、1月〜3月はノミ・ダニのみの予防薬を使用する という方法も選択肢の一つです。

また、犬が頻繁にドッグランや山歩きをする場合は、年間を通しての予防を検討しましょう。予防時期に関しては地域差があるため、ペットの生活環境や活動量に応じて、適切なタイミングを決めることが大切です。
ノミ予防のポイントを教えてください
ノミの予防は 継続的な対策が重要です。

一度駆除しても、家のなかに残ったノミの卵やさなぎが成長し、再び寄生する可能性があります。ノミのさなぎは 最長1年間生存することもあり、1〜2ヵ月で予防をやめると無限ループに陥る ことがあります。そのため、最低3ヵ月以上の継続使用が推奨されています。

また、ノミは 瓜実条虫(サナダムシ) を媒介するため、駆除後も便に白い虫が見られたら 虫下しを動物病院で処方 してもらいましょう。特に夏から秋にかけて寄生リスクが高まるため、毎月の投薬を忘れないようチェックすることが大切です。

草むらを避けることも予防の一つですが、外出の有無に関わらず、室内飼いのペットにも定期的な予防が必要です。

編集部まとめ

犬の目の周りが赤い

ここまでペット飼育におけるノミ・ダニの基礎知識についてお伝えしてきました。
ペット飼育におけるノミ・ダニの基礎知識について、要点をまとめると以下のとおりです。

  • ノミは犬や猫に寄生し、血を吸って生きる小さな虫で、繁殖力が強く、室内外で発生しやすいため注意が必要。猫ひっかき病などの病気を媒介することもあるため、駆除薬の使用や環境管理を徹底すべき
  • ダニは犬や猫に寄生し、血を吸って生きる小さな虫、草むらで付着しやすく、マダニはSFTSなどの病気を媒介する。ダニ予防薬の使用や散歩時の注意が重要
  • ペットにノミ・ダニを見つけたら、無理に取り除かず獣医師に相談すべき。マダニは皮膚に頭が残ると炎症を起こすため、適切な方法で除去が必要。ノミ対策には駆除薬の使用や掃除が重要で、ペットの体をこまめにチェックするとよい

ペットの健康を守るためには、ノミ・ダニの予防と早期対策が欠かせません。定期的なケアと環境管理を徹底し、異変を感じたら速やかに動物病院へ相談しましょう。

本記事が少しでもお役に立てれば幸いです。最後までお読みいただきありがとうございました。

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