旅行や出張でどうしても家を空けなければならないとき、ペットを飼っていると預け先に困ることはありませんか？ 特に持病があったり、高齢の動物の場合は、どこに預けていいのか悩む方も多いでしょう。そんな飼い主さんにおすすめしたいのが、動物病院併設のペットホテルです。この記事では、動物病院併設のペットホテルの料金相場や、サービス内容、メリットやデメリットをQ&A方式で解説します。現在、ペットの預け先を迷っている飼い主さんは、ぜひ参考にしてください。
動物病院併設のペットホテルサービスについて
- 動物病院併設のペットホテルは、一般的なペットホテルとどのような違いがありますか？
- 動物病院併設のペットホテルでは、普段からさまざまな動物に接している専門性の高いスタッフが常駐しているため、初めての環境に不安を感じやすいペットでも預けやすいという特徴があります。また、一般的なペットホテルと違い獣医師が常駐しているため、高齢の動物や持病があるペットなどでも預けることができます。毎日の投薬が必要な場合も適切に対応することが可能です。かかりつけ医として通っている動物病院に併設されたペットホテルなら、一貫した健康管理を受けることができるというメリットもあります。さらに、預けている間に動物が急な体調不良に陥った場合でも、適切な医療につなげることができます。
- 体調不良になった場合の動物病院の受診も可能ですか？
- 一般的なペットホテルと違い、動物病院併設のペットホテルでは、体調不良になった場合、獣医師がすぐ対応できるような体制が整えられています。そのため、初めての環境に不安を抱きやすい動物や持病のある動物、高齢の動物を預けやすいといえるでしょう。ただし、診療を受けた場合は治療費などの追加料金がかかることがあります。
- ペットホテル利用中にワクチン接種も依頼できるのか教えてください
- 動物病院併設のペットホテルのなかには、ホテル利用中にワクチン接種を依頼できるところも多く存在します。また、その他にも健康チェックやノミダニ予防、シャンプー、トリミングなどのオプションサービスを受けられるペットホテルもあります。どのようなサービスがあるかは、検討しているペットホテルのホームページなどで調べてみましょう。また、オプションサービスを利用した場合の料金についても事前に調べることをおすすめします。
- 動物病院併設のペットホテルはどのようなときに利用するのがおすすめですか？
- 動物病院併設のペットホテルは、通常のペットホテルと同じく、飼い主さんが旅行や出張などで自宅を留守にする際に利用することができます。また、獣医師が常駐しているため、普段の環境とは異なる場所では体調不良が心配される動物も預けることができます。持病のために体力が弱っていたり、投薬が必要な場合も、適切なケアを受けることが可能です。特に高齢の動物の場合は、一般的なペットホテルよりも、動物病院併設のペットホテルをおすすめします。なかには、預けている間にワクチン接種を受けることができたり、健康チェックを受けることができるところもありますので、忙しくて、なかなか動物病院に行く時間を作れない飼い主さんにも向いています。
動物病院併設のペットホテルの料金相場
- 動物病院併設のペットホテルの料金相場を教えてください
- ペットホテルの料金は、動物の種類や大きさによって異なります。また、ケージの広さによって料金が変わるところもあります。1泊の料金は、猫や小型の犬で3,000円〜6,000円程のところが多いようです。その他にも、完全個室を備えている施設もあり、その場合は料金が高めに設定されています。ワクチン接種や治療などを行う場合は追加料金がかかるため、総額がいくらになるか事前に確認するようにしましょう。これらのほかにも、ホテル自体の立地などによっても料金に差が出ることがあります。
- 動物病院併設のペットホテルで追加料金がかかることはありますか？
- 動物病院併設のペットホテルでは、一般的なペットホテルと比べて、治療やサービスを受ける場合が多くなります。例えば、健康チェックやワクチン接種、ノミダニ予防などのサービスを受ける場合は、追加料金が発生します。また、シャンプーやトリミング、爪切りといったサービスを行っているホテルもありますが、こうしたサービスも有料です。このほか、食事が持ち込みでない場合に一定の料金がかかることもあります。料金設定はペットホテルによってさまざまですので、利用の前に概算を確認しておくことをおすすめします。
動物病院併設のペットホテルのメリットとデメリット
- 動物病院併設のペットホテルを利用するメリットを教えてください
- 動物病院併設のペットホテルのメリットは、万が一動物が体調不良になっても、獣医師や動物病院のスタッフが常駐しているため、迅速で適切な対応が可能であるということです。特に慣れない場所で過ごすことがストレスになりやすいペットや、持病のある動物、高齢の動物の場合も配慮された環境で預けることができます。また、ワクチン接種や健康診断、ノミダニ予防など動物病院ならではの医療サービスが受けられることも利点のひとつです。動物を預けている間にこうしたサービスを受けることで、動物を病院へ連れていく手間が省け、時間の節約にもなります。
- 動物病院併設のペットホテルを利用するデメリットはありますか？
- 動物病院併設のペットホテルのデメリットは、料金が高くなる傾向にあることです。といっても、一般のペットホテルと比べて動物病院併設のペットホテルの料金が特別に高額というわけではありません。ただし、このようなペットホテルでは一般のペットホテルと違って医療行為やサービスを受けることも少なくないため、結果的に金額が高くなる場合があります。また、ホテルによっては事前に併設病院での診察が必要となったり、試し預かりが必須のところもあるため、通常のペットホテルよりも手間がかかる場合もあります。このほかにも、なかには預けに行く時間帯を動物病院の営業時間に合わせる必要があるペットホテルもあるため、注意が必要です。
- 動物病院併設のペットホテルを利用する際に確認すべきことがあれば教えてください
- まずは、利用条件を確認しておきましょう。ほとんどのペットホテルは狂犬病の予防接種や混合ワクチンの接種を条件としています。なかにはノミダニ予防が済んでいることを条件としているホテルもありますので、利用前に証明書の提示が必要かどうかを聞いておきましょう。また、預かり前の健康チェックがあるかどうかや、持病がある場合や特別なケアが必要な場合の対応が可能かどうかも確認すべきポイントです。さらに、基本料金や追加料金、食事代の有無、キャンセル料、キャンセル期限、体調不良になった場合の対応などについても事前に確かめておくようにしましょう。その他にも、散歩の有無や食事の与え方、ケージの広さ、当日の持ち物など、疑問に思ったことはあらかじめ質問しておくことをおすすめします。できれば、一度は実際に現地に足を運んで自分の目で確かめておく方がよいでしょう。
編集部まとめ
動物病院併設のペットホテルは、一般的なペットホテルに比べて、万が一のときにも獣医師のサポートが受けられるというメリットがあります。その場に応じた適切なケアを受けやすいため、特に持病のあるペットや高齢の動物など、飼い主さんが預けることに不安を感じている動物にはおすすめです。また、預けている間に予防接種やノミダニ予防などを依頼できるところもあるため、忙しくてなかなか動物病院へ連れて行く時間がないという飼い主さんは、ぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
