事情があって家を留守にせざるを得ないとき、ペットホテルは頼れる存在です。とはいえ、料金相場や選び方の基準がわからず、利用を躊躇しているという方もいるのではないでしょうか。今回は実際にペットホテルを利用するにあたり、あらかじめ押さえておきたいポイントや注意点について、具体的な情報をまとめました。大切なペットを置き去りにすることなく、安心して預けるためにも、ぜひ参考にしてください。
ペットホテルの料金相場

そもそも、ペットホテルを利用する際には、どれくらい料金がかかるのでしょうか。ここでは、サービスによる料金の違いや、犬と猫、それぞれの料金相場など、気になる情報について解説を加えます。
- なぜペットホテルによって料金が異なるのですか?
- 近年、ペットホテルが提供するサービスは多様化しています。ペットがより安心してストレスフリーに過ごすことができるよう、動物病院併設のペットホテルやドッグランを備えたペットホテルが展開されるなど、そのサービスは施設によってさまざまです。その分、利用料金も幅広く設定されています。
- ペットホテルの平均的な料金相場を教えてください。
- ペットホテルの料金はサービスによって異なりますが、犬を預ける場合の平均的な相場は、小型犬3,000円/泊、中型犬4,000円/泊、大型犬5,000円/泊程度です。スペースの都合上、小型犬のみ預かり可能といった施設もあるため、事前に確認を入れておきましょう。ちなみに、ペットホテルの料金相場は都市部の方が高い傾向にあるなど、地域によっても差が見られます。
- 猫のペットホテル料金は犬の料金相場と異なりますか?
- ペットホテルの料金相場は犬と猫に限らず、預けるペットの種類によって異なります。猫を預ける場合の平均的な相場は、2,000~3,000円/泊が目安です。また、ウサギやハムスターといった小動物の利用料金も、2,000~3,000円/泊程度になります。
- 長期利用の場合の費用相場を教えてください。
- 多くのペットホテルは、いわゆる連泊割引を採用しています。割引率は施設によって異なりますが、7泊以上の場合は5%割引、10泊以上すると10%程度割引されるなど、長期利用の際には料金が割安になるケースがあるため、うまく活用するとよいでしょう。
ペットホテルの選び方

大切なペットを任せるだけに、ペットホテルを選ぶ際には慎重になりたいところです。ここでは、どのようにしてペットホテルを選ぶべきか、選び方の基準をお伝えします。事前の確認事項についても併せてまとめているため、参考にしてください。
- ペットホテルはどのように選べばよいですか?
- きちんとペットホテルに預けていたとしても、可愛いペットの様子は常に気にかかるものです。そのため、預けたペットがどのように過ごしているか、こまめに見守りたい場合には、Webカメラの映像をチェックできる施設を選ぶとよいでしょう。また、ペットの健康状態を重視するのであれば、動物病院が運営しており、獣医師の診察が受けられるペットホテルの利用がおすすめです。
- ペットホテルを利用する前に一度見学しておくべきですか?
- ペットホテルを利用する際には、事前に見学ができる施設を選ぶべきです。実際に施設内の様子を目にすると、ペットたちがどのような扱いを受けているのか、清潔な環境が保たれているかなどをチェックできるため、契約前に見学を済ませ、ペットホテルを選ぶ判断材料にしましょう。
- ペットホテルに預ける前に事前に確認しておくべきことを教えてください。
- そもそも、ペットホテルは環境省から第一種動物取扱業の認可を受けた事業者が運営するものです。認可を受けたペットホテルは行政の立ち入り検査なども受けるため、安心してペットを預けられる指標になります。ペットホテルを決める際には、第一種動物取扱業の登録があるか、標識や名札(識別票)の掲示を見て事前に確認してください。
ペットホテルを利用する際の注意点
信頼できるペットホテルが見つかったとしても、実際にペットを預ける段階になって、わからないことが出てくる場合もあるでしょう。最後に、ペットホテルの利用にあたって必要な持ち物や、留意しておきたい事項について、具体的にまとめます。しっかりと疑問点を解消したうえで、ペットホテルに向かいましょう。
- ペットホテルを利用する際の必要な持ち物は何ですか?
- ペットホテルで過ごす間、ペットたちは普段とは異なる環境に置かれることから、ストレスを感じやすくなり、体調を崩してしまうケースもあります。そのため、可能な限り負荷がかからないよう、必要な持ち物を揃えておくことが重要です。まず、ペットフードやおやつについては、普段から食べ慣れたものを持参しましょう。ペットホテルにも食べ物は用意されていますが、知らないものを出されても、口にしないペットが少なくありません。併せて、遊び慣れたおもちゃを用意しておくのも効果的です。お気に入りのおもちゃで遊ぶことは、ペットたちに安心感をもたらすだけでなく、ストレス解消にもつながります。ペットホテルを利用する際には、持ち運びやすい小さなサイズのおもちゃを一つは持参してください。さらに、飼い主やペット自身の匂いが付いた敷物も用意しておくとよいでしょう。ペットホテル備え付けのケージ内で過ごすときも、自宅で使用しているタオルや毛布などがあれば、ペットがよりリラックスできます。
- ペットホテルを初めて利用するときの注意点を教えてください。
- いつもは自由に動き回れる環境下で過ごしているペットの場合、ペットホテルを初めて利用するときに、ホテル内のケージに入ること自体がストレスになる可能性もあります。ペットホテルの利用が決まったら、あらかじめ屋根付きのケージ内で過ごすことに慣れさせておくと、ホテルまでの移動がスムーズになり、施設内でもリラックスできるでしょう。ケージの使用が初めてであれば、おやつやおもちゃを入れて誘導し、最初は短い時間から、ケージ内で過ごすことに慣れさせます。その後、徐々に時間を長くして、トレーニングを進めてください。
- ワクチン未接種の場合でも預かってもらえますか?
- ペットホテルを利用する際には、必ずワクチン接種を済ませておきましょう。ペットホテルはたくさんのペットたちが利用することから、1匹でもワクチン未接種の状態で感染症にかかっていると、深刻な事態につながりかねません。犬の場合は厚生労働省により、毎年狂犬病予防接種を受けることが義務化されています。ペットホテルへ預けるときには、混合ワクチンを接種していることも必要です。
- ペットホテルのスタッフにあらかじめ伝えておくべきことを教えてください。
- ペットを預けるときは、普段の性格や食事内容、健康状態や服用している薬などの情報について、スタッフの方に詳しく共有しておくべきです。利用に際して、ペットのことを丁寧にヒアリングしてくれるか否かも、ペットホテル選びのポイントになるといえるでしょう。
編集部まとめ
人間が宿泊するホテルと同様に、ペットホテルの料金相場や提供されるサービスも、施設によって大きく異なります。そのため、あらかじめ飼い主が責任を持って、ペットたちが安心して過ごせる環境を見つけておくことが欠かせません。預けるタイミングで急に焦ることがないよう、事前の準備を万端にしておきましょう。また、ペットホテルを利用した後も、いつもと違う環境に置かれていたペットたちを、十分にケアしてあげてください。