柴犬にトリミングは必要?自宅で行えるお手入れ方法なども併せて紹介します!

柴犬にトリミングは必要?自宅で行えるお手入れ方法なども併せて紹介します!

柴犬は短毛で自然な美しさを持つ犬種ですが、トリミングは必要なのでしょうか?実は、柴犬は特に換毛期には大量の抜け毛が発生するため、ブラッシングが必要です。

本記事では柴犬にトリミングは必要なのかについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 柴犬のトリミングについて
  • 【柴犬のトリミング方法】ペットサロンのトリミング
  • 【柴犬のトリミング方法】自宅でのトリミング

柴犬にトリミングは必要なのかについて理解するためにもご参考いただけますと幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

柴犬のトリミングについて

トリミングについて教えてください
トリミングとは、犬の被毛をカットして整えるケアのことを指し、見た目を整えるだけでなく健康管理にも重要な役割を果たします。

トリミングは被毛の長さを調整することで皮膚の通気性をよくし、ダニやノミの早期発見にも役立ちます。また、目や耳の周り、足裏などの部位を部分的にカットすることも大切で、視界を確保したり、感染症の予防、滑り止め効果も期待できます。

トリミングを通して犬が快適に過ごせるよう環境を整えることは、飼い主さんにとっても重要なケアの一つです。
柴犬にトリミングは必要ですか?
柴犬は基本的にトリミングが不要な犬種です。柴犬の被毛は、固く太いトップコート(上毛)とやわらかいアンダーコート(下毛)の2層からなるダブルコート構造で、一定の長さ以上に伸びることはないため、毛をカットする必要はありません。

ただし、毛の生え変わりの時期には大量の抜け毛が発生します。特にアンダーコートが生え変わる時期は、抜け毛のケアを怠ると肌トラブルを引き起こす可能性があるため、定期的なブラッシングが重要です。

また、夏の暑い時期には体温調節を助けるためにお尻周りの毛を部分的にカットすることや、清潔を保つために整えることがありますが、全身をバリカンで刈るサマーカットは被毛の保護機能を損なう恐れがあるため注意が必要です。
柴犬のおすすめのトリミング頻度を教えてください
柴犬のトリミング頻度は、シャンプーを月に1回、部分的なカットを1〜2ヶ月に1回程度が目安となります。

先述したとおり柴犬は基本的にカットを必要としない犬種ですが、肛門周りや足裏などの部分的なカットは清潔を保つために必要です。
特に肉球の間から毛がはみ出している場合や、肛門が毛に覆われている場合は、カットが必要になるタイミングです。

【柴犬のトリミング方法】ペットサロンのトリミング

トリミングサロンで受けられるお手入れは何ですか?
トリミングサロンでは、犬の毛をカットするだけでなく、健康と清潔を保つためのさまざまなお手入れが提供されます。主なお手入れ内容は以下のとおりです。

【シャンプー、ドライ】
毛や皮膚の汚れを落とすためにシャンプーを行い、ドライヤーでしっかりと乾かすことで、毛の状態を整え、健康的な被毛を保ちます。

【カット】
犬種や飼い主の希望に合わせた全身カットや部分カットが行われます。特に足裏や肛門周り、耳の周りのカットは清潔を保つために重要です。

【爪切り、耳掃除、肛門腺絞り】
トリミングサロンでは爪切りや耳掃除、肛門腺絞りといったケアも行われます。爪が伸びすぎると歩行に支障をきたすため、定期的なケアが必要です。

サロンによっては、トリミング前にワクチン証明書の提示を求められることがあるため、事前に確認して準備しましょう。
柴犬のトリミングはサロンで行った方がよいですか?
柴犬のトリミングは、サロンで行うことがおすすめです。
サロンでは、柴犬特有のダブルコート(アンダーコートとオーバーコート)を処理できるため、抜け毛の量を減らせます。抜け毛を効率よく取り除くことで、掃除の手間を軽減できるだけでなく、被毛のツヤ感もアップし健康的な状態を保ちやすくなります。

また、サロンではアンダーコートを処理することで通気性がよくなり、夏場の熱中症対策にもつながります。さらに、皮膚に優しいシャンプーを使用し、汚れや乾燥によるフケを抑えることで皮膚トラブルを予防する効果も期待できます。

信頼できるサロンを見つけて、定期的にプロに任せることを検討しましょう。
柴犬のトリミングの費用目安を教えてください
柴犬のトリミング費用は、サロンによって異なりますが、シャンプーコースの料金はおおよそ4,500円〜8,000円が目安です。

トリミングの料金には、シャンプー、爪切り、耳掃除、肛門腺絞りといった基本的なケアが含まれていますが、部分カットや特殊なケアを依頼する場合は、別途料金が発生することもあります。

また、柴犬は体格によって小型犬と分類されることもあれば中型犬とされることもあるため、サロン選びの際には料金区分を確認しておくことが推奨されています。

【柴犬のトリミング方法】自宅でのトリミング

柴犬のカットは自宅でも行えますか?
柴犬のカットは自宅でも行えますが、いくつかのポイントに注意する必要があります。
まず、柴犬はダブルコートと呼ばれる二重構造の被毛を持っており、被毛には保湿や保温の役割があるため、短くカットしすぎると体温調節が難しくなり、皮膚トラブルを引き起こす可能性があります。

そのため、自宅でのカットでは、特にお尻周りや足裏の毛を整えるのがおすすめです。お尻周りはブラッシングで毛を整えた後、ハサミやバリカンで丸みを意識してカットします。足裏はコームで毛を整え、肉球に覆いかぶさる毛や肉球の間からはみ出す毛をカットします。バリカンを使用する場合は、音や振動に慣れさせることが重要です。

カット後はブラッシングを行い、余分な毛を取り除くことで皮膚トラブルを予防できます。セルフカットが難しいと感じた場合は、無理をせずトリミングサロンに相談するのも一つの方法です。
自宅で行える柴犬のお手入れ方法を教えてください
自宅で柴犬のお手入れをする際には、ブラッシングやシャンプー、乾燥には注意を払うことが大切です。

1. ブラッシング
柴犬はダブルコートのため、なかでも換毛期には大量の抜け毛が発生します。スリッカーブラシとコームを使って毎日短時間のブラッシングを行いましょう。背中や腰周りから始め、優しく毛の流れに沿ってブラッシングすることで、余分な毛を取り除けます。痛みを与えないよう、力加減には注意が必要です。

2. シャンプー
頻繁に洗いすぎると皮膚を守る必要な皮脂まで落としてしまうため、適度な頻度を保ちましょう。シャンプー前にはブラッシングで毛のもつれを取り除き、優しくシャンプーを行います。また、洗い残しがないよう、しっかりとすすぐことが大切です。

3. 乾燥
シャンプー後は根元からしっかりと乾かすことが重要です。生乾きのままでは皮膚トラブルやかぶれの原因になるため、ドライヤーを使ってしっかり乾かしてください。熱風が直接当たりすぎないよう、距離を保ちながら乾かしましょう。

柴犬のお手入れを自宅で行うことで、健康状態を確認しながら絆を深められます。無理せず少しずつ慣れさせることがポイントです。

編集部まとめ

ここまで柴犬にトリミングは必要なのかについてお伝えしてきました。柴犬にトリミングは必要なのかの要点をまとめると以下のとおりです。

  • 柴犬は基本的にトリミングが不要な犬種とされているが、抜け毛のケアを怠ると肌トラブルを引き起こす可能性があるため、定期的なブラッシングが必要
  • トリミングサロンでは、シャンプー、ドライ、カット、爪切り、耳掃除、肛門腺絞り、爪切りや耳掃除、肛門腺絞りといったケアが行われている
  • 自宅で柴犬のお手入れをする際には、ブラッシングやシャンプー、乾燥には注意が必要

柴犬は基本的にトリミングが不要な犬種ですが、抜け毛対策や清潔を保つために定期的なブラッシングやシャンプー、毎日のブラッシングが必要です。

また、足裏や肛門周りの部分カットは清潔を保つために行うとよいでしょう。

これらの情報が少しでも柴犬にトリミングは必要なのかについて知りたい方のお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献