かかりつけの動物病院が閉まっている夜間にペットの容体が急変したとき、どう対応すればよいかわからず不安を感じた、という経験はありませんか?
本記事では夜間にペットの体調が急変したときの対応方法や夜間診療に対応している動物病院の探し方、費用の目安、信頼できる動物病院の選び方を詳しく解説します。
急変時に迅速に対応できるよう、事前に正しい知識を身につけておきましょう。大切なペットを守るためにもぜひ参考にしてください。
夜間にペットの体調が急変したときの対応

ペットの突然の体調不良は、飼い主にとって不安な状況です。特に夜間はかかりつけの動物病院が閉まっていることも多く、どのように行動すればよいのか判断に迷うこともあります。
まずは夜間にペットの体調が急変したときの対応方法を確認しましょう。
焦らず症状を冷静に観察
まずは落ち着いて、ペットの状態を冷静に観察しましょう。
呼吸の有無やリズム、体温の変化、ぐったりしていないか、目の動きや表情などを確認します。症状を観察しながら、いつからどのように変化したのかをメモしておくと、後から動物病院に伝える際に役立ちます。動画や写真を撮れる状況であれば、記録を残すのも有効です。
症状によってはすぐ連絡
体調の変化が軽微であれば、翌朝の受診でも問題ないこともあります。しかし、以下のような症状がある場合は、夜間であってもすぐに診察してもらえる動物病院に連絡を取りましょう。
嘔吐や下痢が続く
1回程度の嘔吐や下痢は軽い体調不良の場合もありますが、何度も嘔吐や下痢を繰り返す、脱水の兆候があるなどの場合は注意が必要です。嘔吐に加えて食欲不振や発熱を伴う場合は、胃腸炎や中毒、感染症の疑いもあります。子犬や子猫、高齢のペットは脱水の進行が早いため、注意が必要です。
また、嘔吐物や排泄物に血が混じる場合は、軽い胃腸炎から命に関わる感染症や中毒までさまざまな可能性があり、慎重な判断が必要です。 特に子犬や子猫、高齢のペットはわずかな出血でも急変することがあるため、夜間でも速やかに動物病院を受診して診察を受けましょう。
けいれんや震え、意識障害がある
けいれんや身体の震え、呼びかけに反応しない、ぐったりして動かないなどの症状がある場合は、神経系や脳の異常が原因の重篤な疾患の可能性があります。てんかんや脳腫瘍、低血糖、熱中症、中毒など原因はさまざまですが、緊急処置が必要になることもあります。また、けいれんが長時間続くと脳にダメージが残ることもあるため、ただちに夜間診療に対応している動物病院へ連絡し、対応を仰いでください。
医師に説明できるよう、可能であれば時間の記録や動画の撮影をしておきましょう。
呼吸が苦しそう、ぐったりしている
呼吸が荒い場合やお口を開けて苦しそうにしている、胸が大きく波打っているなどの症状は、心肺や呼吸器系の異常が考えられます。特に、舌や歯茎が紫色または白っぽくなっている“チアノーゼ”と呼ばれる状態は、酸素不足のサインで危険です。また、身体を横にして休めない、落ち着きなくうろうろしているといった行動も呼吸困難のサインの可能性があります。自己判断は避け、速やかに動物病院へ相談することが命を守るために重要です。
夜間でも診てもらえる動物病院の探し方

夜間のペットの急な体調不良に備えるためには、すぐに診てもらえる夜間対応の動物病院が近くにあるかどうかなど、事前の情報収集が欠かせません。
ここからは、夜間対応の動物病院の種類や探し方など、事前準備のポイントを解説します。
夜間対応している動物病院の種類
夜間対応の動物病院には3つの種類があります。
動物病院の種類 | 特徴 |
日中も診療している動物病院 | 日中の診療時間以外に、限られた時間で夜間の緊急対応を行っている |
夜間対応専用の動物病院 | 夜間診療に特化したスタッフや設備が整っている |
24時間対応の救急動物医療センター | 都市部に限られる場合が多い |
日中に診療していて日頃からかかりつけとして診てもらっている動物病院が夜間対応を行っている場合、ペットの性格や持病などを把握しているためスムーズに診療を受けられる可能性があります。
夜間対応専用の動物病院や救急動物医療センターは、夜間救急の経験が豊富な獣医師やスタッフが在籍していて、さまざまな緊急性がある症状に対応してもらえる可能性があると考えられます。
夜間対応しているか調べる方法
まずはかかりつけの動物病院に、夜間の緊急対応や連携先の動物病院を尋ねておきましょう。また、各自治体や獣医師会が発信している夜間救急のリストを確認する方法もあります。
インターネットを活用する場合は、動物救急や地域名などで検索すると、夜間対応動物病院を確認できます。
かかりつけ医が夜間対応していない場合
もし、かかりつけの動物病院が夜間対応していない場合は、事前に連携先の夜間救急対応の動物病院を紹介してもらうことがおすすめです。
かかりつけではない動物病院で診療を受ける場合、動物病院は持病などの診療履歴がわからないので、飼い主が正確な情報を伝える必要があります。普段からペットの健康状態や病歴、服用中の薬などをメモして準備しておくのがポイントです。
夜間診療の費用と注意点

夜間診療は時間外対応であるため、費用や診療体制が通常とは異なります。また、夜間に動物病院を受診する際には、注意しておきたい点もいくつかあります。
以下で費用相場やペット保険の適用、通院時の注意点を紹介します。
夜間診療の費用相場
夜間診療は時間外料金がかかることが一般的です。
地域や動物病院によって異なりますが、夜間診療の基本料金は、5,000〜10,000円(税込)程度が一般的です。基本料金に診察料や検査料、処置料、薬代などが加算されるため、総額10,000〜30,000円(税込)程度が目安です。ただし、診療内容や22時以降の診療、早朝の診療はさらに費用がかかる可能性があります。
ペット保険は使える?
夜間診療に保険が適用されるかどうかは、加入しているペット保険の契約内容によって異なります。一部のペット保険は、夜間や救急対応特約などのオプション契約が必要なケースもあるため、あらかじめ保険会社に確認しておきましょう。
ペット保険利用の窓口精算は、対応している動物病院と対応していない動物病院があります。対応していない場合は、後日保険会社への申請が必要です。
スムーズに保険を利用するためにも、保険証や証書は受診の際にすぐに確認できるように携帯しておくことをおすすめします。
動物病院に連れて行く際の注意点
夜間に動物病院を受診する際は、まずは電話で連絡して対応の可否を確認するのがポイントです。電話連絡の際は、次の点を伝えられるように準備しましょう。
- 犬や猫などペットの種類
- ペットの犬種や猫種など、年齢、性別
- 症状
- 支払い方法
支払いは現金のみという場合もあるため、支払い方法も事前に確認しておくと安心です。
連れて行く際に慌てないよう、ワクチン記録や持病の情報、服用中の薬がわかるものを普段から準備しておくとよいでしょう。
嘔吐物や便、症状が出ている状態の動画や写真は診断の参考になるため可能であれば用意し、移動時は普段使用しているキャリーバッグやリード、タオルで落ち着かせて連れて行きましょう。
夜間対応の動物病院はなぜ重要?

夜間に診療している動物病院は限られており、すぐに診てもらえないケースや自宅から遠いケースなどが考えられます。夜間対応の動物病院が、ペットの命を守るために重要な役割を果たしている理由を解説します。
ペットの体調が夜間に急変しやすい理由
ペットの体調が夜間に急変しやすいのは、生理的なリズムと行動の特性が関係しています。
犬や猫は本能的に不調を隠す傾向があり、日中は元気に見せていても、飼い主の目が届きにくくなる夜間に隠していた症状が表面化することがあります。
また、食後や就寝前の時間帯に異物を吐いたり、下痢やけいれんなどの急な異常を起こすケースもあります。
さらに、子犬や子猫、高齢のペットは体温調節や免疫の働きが弱く、夜間の冷え込みや日中の疲れによって急激に体調を崩す可能性があります。
このように、昼間は元気でも夜間に異変が現れることはめずらしいことではない点、夜間はペットの異常に気付きにくい点には注意が必要です。
夜間に対応している動物病院が少ない
診療時間外の人手確保や設備の管理が難しいため、夜間対応可能な動物病院は限られています。日中の診療と比べて獣医師やスタッフの数も少なく、緊急時の対応体制が整っている動物病院は地域によって偏りがあるのが現状です。
特に、都市部以外では24時間体制の動物病院が存在しない地域も多く、人間と違って動物には救急車も救命センターもありません。
そのため、ペットの命を守るためにも夜間対応の動物病院の存在は重要で、事前に情報を調べておくことは、いざという時に愛するペットを守るための備えとして大切です。
夜間の動物病院なら佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院にご相談を

長野県内で夜間診療を必要としている飼い主にとって頼りになる存在が、佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院です。
佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院は犬と猫を診療対象に、夜間救急に特化した診療体制を整え、急なトラブルにも迅速に対応しています。佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院の特徴や魅力を紹介します。
夜間専用の動物病院として専門性の高い治療を提供
佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院は、夜間救急の豊富な経験を持つ獣医師が在籍している夜間の緊急対応に特化した動物病院です。
夜間診療に対応できる専用設備と熟練したスタッフの体制を整え、夜間から深夜にかけての時間帯に限定して診療を行っています。
夜間に多い症状から緊急疾患まで、さまざまな急患に対応してきた豊富な経験を活かして、ペットの種類や状態に応じた迅速で適切な診療を心がけているそうです。
夜間対応専用の動物病院として、万が一の際に頼れる存在です。
予約不要で緊急時にもすぐ対応

ペットの夜間の体調不良は、突然起こることも少なくありません。佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院は、そういった緊急時に対応できるよう、予約不要で診療しています。
予約なしでも診療してもらえますが、事前に電話連絡して症状などを伝えておくと、必要な準備を整えておいてもらうことが可能です。かかりつけ医での診療記録やお薬情報も持参し、より円滑に診察してもらえるよう準備しておくのがおすすめです。
多くの緊急時の診療を行ってきた経験をもとに、冷静かつ適切に対処するよう努められている点も魅力です。
アクセスしやすい立地と万全のサポート体制
佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院は長野県佐久市に位置し、軽井沢町や小諸市、御代田町など周辺地域からもアクセスしやすい立地にあります。駐車場も完備しており、車で受診可能です。
患者さんが戸惑わないよう、照明や動線がわかりやすいように配慮されています。
診療後には、必要に応じてかかりつけの動物病院への引き継ぎや紹介状を作成するなどフォロー体制も整っています。ペット保険にも対応しており、保険会社によっては窓口で直接精算が可能です。
夜間のペットの体調不良は、飼い主さんに大きな不安や焦りが生まれます。佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院は、飼い主さんのそういった気持ちにも寄り添って診療しているので、強い症状が出ていない場合でも、夜間にペットの様子がいつもと違う、なにかおかしいと感じたら、佐久・軽井沢夜間どうぶつ病院で相談してみてはいかがでしょうか。
アクセス・住所・受付時間
北陸新幹線 佐久平駅 徒歩2分
受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
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21:00-24:00 | ● | ● | ● | ● | ● | - | - | - |
【費用(税込)】
初診料 11,000円