動物病院の受診に備えてペット保険は必要?加入のメリットや注意点などを解説

動物病院の受診に備えてペット保険は必要?加入のメリットや注意点などを解説

ペットには公的な保険制度がないため、動物病院を受診したときの治療費は高額になりがちです。金銭的な負担を減らしたいのであれば保険会社によるペット保険に加入しておくのが望ましいですが、実際にはどのような補償が受けられるのか、よくわからないという飼い主の方も多いのではないでしょうか。今回はペット保険をテーマに、押さえておくべき基礎知識や加入するメリットなどの情報をまとめました。加入にあたっての注意点もお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

ペット保険の基礎知識

ペット保険の基礎知識

ペット保険に加入しておいた方がよいとは考えていても、その詳細を理解できていないと、なかなか行動に移せないものです。まずは、ペット保険の概要について、わかりやすく解説を加えます。

ペット保険とは、どのようなものですか?
冒頭でもお伝えしたとおり、ペットには公的な保険制度がありません。そのため、病気や怪我で動物病院を受診したときの診療費は全額負担となるのですが、これを一定の範囲内で補償してくれるのがペット保険です。大切な家族であるペットが体調を崩しているときに、金銭的な負担についても頭を悩ませるような事態となれば、飼い主の方まで疲弊してしまいます。ペットと飼い主がともに健やかな日々を送るためにも、ペット保険に加入しておくことはとても重要といえるでしょう。
ペット保険の補償内容を教えてください
ペット保険の補償内容は商品ごとに異なりますが、主に通院、入院、手術をカバーしています。詳しくは、当該商品の詳細を確認してください。
どの動物病院でも補償対象になりますか?
ペット保険は全国すべての動物病院で使用することが可能です。

ペット保険に加入するメリット

ペット保険の概要をまとめましたが、そこで気になるのは、飼い主の負担がどの程度軽減されるのかという点です。ここでは、ペット保険に加入するメリットについて、具体的な情報を押さえましょう。

ペット保険に加入するメリットを教えてください
何といっても金銭面の不安が軽減されるというのは、ペット保険に加入する大きなメリットです。最低補償額の設定がないペット保険を選んだ場合などは特に、些細なことでも躊躇せず動物病院を受診できるようになるため、ペットの健康維持にも大いに役立ちます。
高額な治療費が必要になった場合の負担はどのくらい軽減されますか?
ペット保険の補償割合も商品ごとに異なりますが、一般的には50%か70%に設定されています。補償割合が大きくなる程支払われる保険金が増えて、逆に自己負担額が減っていく仕組みなので、飼い主の負担はかなり軽減されるといってよいでしょう。なかには、補償割合100%という商品も見られます。
治療費の補償以外のサービスも付帯しますか?
治療費の補償以外にも、年に一度健康チェックが受けられるサービスや、獣医師に相談できるサービスなどを付帯するペット保険があります。各商品の内容をよく比較検討してみて、希望するサービスが受けられるペット保険に加入しましょう。

ペット保険の加入タイミングと選び方

ペット保険については各社がさまざまな商品を展開していますが、いつ、どのサービスを利用すればよいのでしょうか。万が一のときに慌てないためにも、適切なタイミングで必要な補償が受けられるペット保険に加入しておくことが大切です。

ペット保険はいつ加入するのがよいですか?
ペットがまだ若く元気にしていれば、ペット保険に加入するのは早いようにも思えます。しかしながら、幼少期に発症しやすい病気などもあり、いつ動物病院を受診することになるのかは予想できないため、ペット保険にはなるべく早い段階で加入しておくのがおすすめです。ペット保険を申し込んだ後、補償開始までに時間がかかることを鑑みても、ペットを迎えたら、すぐに関連の情報をチェックしてみてください。
ペット保険を選ぶ際のポイントを教えてください
各商品の補償内容を比較して、よりニーズに即したペット保険を選ぶことはもちろんですが、あわせて継続時の保険料をチェックすることが欠かせません。一般的に、ペット保険の保険料はペットが年齢を重ねる程高額になっていきます。契約更新後の保険料も無理なく支払えそうか、早めに検討しておきましょう。
加入を断られるケースはありますか?
原則としてペット保険に加入できるのは健康体のペットであり、治療中の怪我や病気があれば加入を断られるケースがほとんどです。ただし、その怪我と病気を補償対象外とする条件付きで加入が認められる可能性もあるので、気になる商品があれば特定傷病除外特約などを付けることはできないか、一度確認してください。

ペット保険に加入するときの注意点

ペット保険に加入するときの注意点

ペット保険に加入するとさまざまなメリットがあることは確かですが、お金が絡むことだけに、そのデメリットについてもしっかりと理解を深めておきたいところです。終わりに、ペット保険に加入するときの注意点をまとめます。

ペット保険に加入するデメリットを教えてください
ペット保険に加入する主なデメリットは、保険料がペットの年齢とともに高くなっていくこと、治療費の全額が補償されないケースもあること、保険金の支払い回数に限度があることなどです。加えて、後述しますが、補償対象外の治療があることも念頭に置いておかなければいけません。メリットとデメリットの双方を知ったうえで、うまくペット保険を活用しましょう。商品についてわからないことがあれば、あらかじめ確認を入れておくことも重要です。
保険金の請求にあたっては、どのような書類が必要ですか?
保険金を請求するときに必要となるのは、保険証券、保険金請求書、動物病院が発行する診療明細書などの書類です。請求の際は関連の情報によく目をとおし、不備のないように手続きを進めましょう。
補償されないケースはありますか?
一般的に、ペットが健康な状態で行われる診療については補償の対象となりません。具体的にいうと、去勢・避妊手術費用、妊娠・出産費用、ノミやダニの駆虫薬と処置、フィラリア・狂犬病などの予防接種 、マイクロチップの装着などは補償対象外です。飼い主の重大な過失や、自然災害による怪我・病気の治療も補償されません。補償の対象外となる傷病は商品によって異なるので、いざというときに慌てないためにも、事前に詳細をチェックしておきましょう。また、当然ではありますが、ペット保険の申し込みを済ませていても、補償が開始される前の怪我や病気については補償対象外となります。ペット保険の補償が受けられるのはあくまでも契約が成立して補償が開始した後のタイミングとなるので、十分注意してください。

編集部まとめ

動物病院の受診を金銭的な面でサポートしてくれるペット保険は、ペットと飼い主がともに健やかな日々を送るうえで大きな役割を果たしてくれるサービスです。ペットが元気なうちはその必要性に目が向きづらいかもしれませんが、体調を崩してしまった後では加入が難しくなるため、もしものときの備えとして、早めに申し込みを検討してください。ペット保険の加入によって支払いの不安を軽減しておくことが、大切なペットの健康を守ることにもつながります。

【参考文献】