ペットの緊急時|動物病院への電話や受診の目安などを詳しく解説!

ペットの緊急時|動物病院への電話や受診の目安などを詳しく解説!

ペットに緊急事態が起きると、飼い主はとても焦るものです。かかりつけの動物病院が休診中の場合はなおさらですが、夜間や休日にペットが体調を崩したら、どこに電話をかければよいのでしょうか。受診すべき症状の目安も気になります。今回はペットの緊急時にスポットを当てて、飼い主が押さえておくべき情報をまとめました。夜間救急動物病院を受診するときの流れと注意点についても詳しく解説を加えるので、ぜひ参考にしてください。

ペットの緊急時にはどこに電話すべきか

ペットの緊急時にはどこに電話すべきか

まずは、ペットに緊急事態が起きたときの連絡先を確認しましょう。電話でどのような情報を伝えたらよいのかもあわせて押さえておくと、万が一の場合にパニックに陥るのを防ぐことができます。

ペットに緊急事態が起きた場合、まずどこに電話すればよいですか?
ペットに緊急事態が起きたのが昼間であれば、まずはかかりつけの動物病院に電話をかけて受診の準備を進めましょう。一方、夜間や休日にペットの体調が急変した場合には、夜間救急動物病院に電話をかける必要があります。夜間救急動物病院とはその名のとおり、夜間や休日に体調が急変したペットたちの救急診療を行う動物病院のことです。あくまでも救急診療に特化した動物病院であるため、急を要さない診療や電話での健康相談、ワクチンなどの予防接種は行っていません。
夜間や休日にかかりつけの動物病院が休診の場合はどうすればよいですか?
近年は夜間や休日であっても診療を行う動物病院が増えてきていますが、かかりつけの動物病院が休診しているタイミングでペットの体調が急変し、対応を急ぐべき様子であれば、夜間救急動物病院に電話で一報を入れましょう。
夜間救急動物病院に電話する際に伝えるべき情報を教えてください
まずは、飼い主の名前を述べたうえで、ペットの名前、動物種、性別、年齢、体重、薬に対するアレルギーの有無といった基本情報を伝えましょう。その後に、現在の症状を説明していきます。現在の症状については、いつから、どのような症状が、何回程起きているかといったように、できるだけ具体的に共有するのがポイントです。続けて、現在治療中の病気や過去に罹患した病気はあるか、普段飲んでいる薬はあるかといったことも説明します。終わりに、夜間救急動物病院までの移動時間を伝えて指示を仰いでください。

夜間救急動物病院を受診すべき症状の目安

夜間救急動物病院は救急診療に特化した動物病院であると解説しましたが、急を要するというのはどのような状態のことを指すのでしょうか。ここでは、夜間救急動物病院を受診すべき症状の目安をお伝えします。

どのような症状が見られたら夜間救急動物病院の受診を検討すべきですか?
ペットがぐったりとした状態で吐いているときや、下痢をしているとき、尿が出ないとき、呼吸が苦しそうなとき、けいれん発作を起こしたときなどは、夜間救急動物病院の受診を検討すべきです。とても熱が高いときや、逆に身体が冷たいとき、トイレでじっとしているときなども、救急診療を受けた方がよいでしょう。加えて、チョコレートや玉ねぎなどの食べてはいけない物を口にしてしまったときや、テーブルから落ちるなどして大きな怪我を負ったときも、早急に対処する必要があります。ペットは言葉を話すことができないので、飼い主が症状を注視して、適切な判断を下すように心がけましょう。
様子を見てもよいケースと緊急を要するケースの違いを教えてください
例えば、嘔吐や下痢の症状が1~2回で元気や食欲がある場合であれば、そう珍しいことでもなく、しばらくは様子を見ても問題ありません。一方、明らかに元気がなく、ぐったりとした状態で嘔吐や下痢を繰り返しているようなら、早めに夜間救急動物病院を受診した方がよいでしょう。わかりやすい症状だけでなく、ペットの様子をよく観察することが判断のポイントです。
受診前に飼い主が施すべき応急処置はありますか?
傷口の消毒、止血などは、飼い主が施すべき応急処置です。誤って口にした異物の除去は、飼い主が噛まれる危険があるため、簡単に取り除ける場合に限ります。かかりつけ医から該当の常備薬をもらっている場合には、それを飲ませるのもよいでしょう。

夜間救急動物病院を受診するときの流れと注意点

夜間救急動物病院を受診するときの流れと注意点

夜間救急動物病院についてさまざまな説明をしましたが、通常は利用しない動物病院だけに、受診の流れがわかりづらいかもしれません。終わりに、夜間救急動物病院を受診するときの流れと注意点についても、具体的に確認しましょう。

夜間救急動物病院の情報はどこで調べられますか?
夜間救急動物病院の情報は当該地域の獣医師会ホームページなどに掲載されていますが、万が一のときに慌てることがないよう、かかりつけ医より関連の情報を得ておくのもおすすめです。
電話予約なしで受診してもよいですか?
まずは電話で連絡を入れて、その後の対応や予約時間などの指示をもらってから受診しましょう。いきなり夜間救急動物病院へ行くと、ほかの緊急性が高いペットへの処置に影響が出る恐れもあります。
受診するときの持ち物を教えてください
かかりつけの動物病院の診察券や血液検査などの検査データ、服用中の薬、診療費を払うための多めの現金やクレジットカードなどを持参しましょう。あわせて、ペットをキャリーケースやケージ、洗濯ネットに入れることや、リードの装着も忘れないでください。
夜間救急動物病院はすべての動物に対応していますか?
専門的な獣医師がいないことから、診療対象動物を犬と猫に限っている夜間救急動物病院も見られます。それ以外の動物を飼っている場合は何か起こる前に、近隣の夜間救急動物病院にて対応は可能かどうか、詳細を確認しておくとよいでしょう。
夜間救急動物病院の診療費は高額になりますか?
夜間救急動物病院は夜間や休日であっても、獣医師や愛玩動物看護師、アニマルケアスタッフといった人員を確保するとともに、緊急疾患に対応できる検査機器や医療機器なども揃えています。そのため、検査料金や処置料金に加えて夜間診察料がかかり、診療費は高額になる可能性が高いことを念頭に置かなければいけません。
かかりつけ医への引き継ぎはどのように行うのか教えてください
夜間救急動物病院は急病や怪我をしているペットを受け入れると、すぐに診察を行って検査や治療を進めます。特に重症のペットであれば、緊急で手術や入院治療となる流れです。こうした場合は朝まで夜間救急動物病院において入院治療を行い、朝になったらかかりつけの動物病院へ移動して、そのまま治療を続けることになります。その後は、どのような症状で、どのような治療を行ったのか、書類などを通じて直接かかりつけの動物病院に引き継ぎを行ってくれるので、翌日からはスムーズにかかりつけ医の対応を受けることが可能です。

編集部まとめ

夜間や休日にペットの体調が急変した場合には、夜間救急動物病院に電話をかける必要があります。夜間救急動物病院は救急診療に特化した動物病院であるため、本当に受診すべきかどうか、しっかりと見極めることも大切です。かかりつけの動物病院の診療時間になれば、動物病院間で引き継ぎが行われます。いずれにしても、何か起こる前に信頼できるかかりつけの動物病院と、緊急時に頼れる夜間救急動物病院を見付けておけば、緊急時に慌てることがありません。

【参考文献】