犬や猫の動物病院を選ぶ際は、自宅からの距離だけでなく、診療体制や設備、獣医師の説明の丁寧さや話しやすさまで確かめるのが大切です。特にシニア期は、何気ない変化が病気や加齢による身体機能の変化と関係している場合があります。気になる変化を早めに相談できる動物病院を決めておくと安心です。
本記事では、後悔しない動物病院の選び方や通院時の負担を減らす工夫を解説します。愛犬や愛猫が年齢を重ねても通い続けられる病院を探している方は、ぜひ参考にしてください。
その症状、本当に歳のせい?シニア期に潜む重大な疾患リスク

シニア期を迎える年齢は、犬種や体格、個体差などによって異なります。年齢を重ねると、運動量が減る、寝ている時間が増える、排泄の様子が変わるなど、さまざまな変化がみられることがあるでしょう。
こうした変化には加齢だけでなく、病気が関係している場合もあります。小さな変化には病気のサインが隠れている可能性もあるため、以前との違いに気づいたら早めに動物病院へ相談しましょう。
咳や疲れやすさは心臓(循環器)からのSOS
散歩中にすぐ立ち止まる、運動を嫌がる、咳が増えるといった変化は、心臓病のある犬でみられることがあります。特に小型犬では、心臓の弁がうまく閉じなくなる僧帽弁閉鎖不全症などに注意が必要です。
心臓病が進行すると、呼吸が速くなったり、苦しそうに息をしたりするなど、呼吸状態に変化がみられることがあります。ただし、咳は気管支や肺などの病気でも起こるため、症状だけで心臓病とは判断できません。
犬や猫に気になる症状がみられたら、いつから、どのような場面で現れるのかを記録し、動物病院で診てもらいましょう。
夜鳴きや行動の変化に潜む認知症のリスク
昼夜が逆転して夜中に鳴く、同じ場所を歩き回る、狭い所に入り込んで出られなくなる、排泄の失敗が増えるなどの変化は、高齢の犬や猫にみられることがあります。認知機能の低下が関係している場合もありますが、老化に伴う感覚機能の低下や身体の病気など、ほかの原因が隠れている可能性もあります。
認知症と決めつけず、まずは身体に異常がないか診察や検査を受けましょう。必要に応じて診察や検査を行い、症状の原因を確認することが大切です。
健康寿命を延ばすために重要な精密検査と適切な早期アプローチ
犬や猫は、人のように体調の変化を言葉で伝えることができません。また、病気によっては初期に目立った症状がなく、元気そうに見えることもあります。
身体検査だけでなく、血液検査や尿検査、レントゲン検査、超音波検査などを組み合わせると、外見だけではわからない異常を見つける手がかりになるでしょう。必要な検査は、年齢や犬種・猫種、これまでにかかった病気などによって異なります。かかりつけ動物病院で定期的な健康診断を受け、過去の結果と比べながら変化を見てもらう習慣が大切です。
早い段階で病気に気づけば、治療を始められるだけでなく、食事や運動、生活環境を見直すなどの選択肢も増やせるでしょう。
後悔しないかかりつけ動物病院を選ぶ3つの基準

かかりつけ動物病院は、予防接種や日頃の健康相談から、病気の治療、シニア期の継続的な健康管理まで相談する場所です。
設備の多さや診療時間だけで決めるのではなく、愛犬や愛猫に必要な診療を受けられるか、飼い主が無理なく通い続けられるかを確認しましょう。
シニア期の持病や急変に対応できる検査や診療体制
シニア期には、複数の病気が見つかることもあります。血液検査に加え、レントゲン検査や超音波検査など、必要な検査に対応しているか確認しておきましょう。入院や手術に対応しているか、必要になった場合にどのような医療機関へ紹介してもらえるかも確認しておくと安心です。院内で対応できない病気や検査について、専門的な診療を行う動物病院や二次診療施設と連携しているかも選ぶ際のポイントになります。
時間外診療については、対応時間や連絡方法、別途かかる費用なども確認しておきましょう。時間外の受診には条件が設けられている場合もあるため、夜間や休日に体調が急変したときの連絡先をあらかじめ決めておくと安心です。
ライフスタイルに合わせて無理なく通える診察時間と休診日
持病のある犬や猫は、検査や薬の処方のために定期的な通院が必要になる場合があります。自宅や職場からの距離、駐車場の有無、公共交通機関での行き方などを確かめ、継続して通える病院を選びましょう。
診療時間も重要です。飼い主の仕事や生活リズムによって通いやすい時間帯は異なるため、夜間や土日、祝日の診療状況に加え、予約制か、最終受付は何時かも確認しておきましょう。
また、担当する獣医師や診療体制も確認しておくと安心です。複数の獣医師が診療する病院では、日によって担当者が変わることもあります。同じ獣医師による継続的な診療を希望する場合は、担当医の指定が可能か、予約時に確認するとよいでしょう。
信頼できる獣医師かどうかを見極めるポイント
病気や治療内容をわかりやすく説明してくれるかどうかも、動物病院を選ぶ際のポイントです。病名や検査結果だけでなく、なぜ検査が必要なのか、どのような治療の選択肢があるのか、費用や通院期間の目安などについても説明を受けられるか確認しましょう。
飼い主の話を聞いてくれるかも大切です。診察時には、普段の様子をすべて確認できるとは限りません。食事量や排泄、睡眠、散歩中の様子など、家庭で見られた変化を獣医師に伝えることで、診察の際の情報として役立ちます。質問しやすい雰囲気か、疑問に対して具体的な説明を受けられるかも確認してみましょう。
愛犬や愛猫に無理をさせない!通院ストレスを減らす工夫

動物病院へ行くだけで緊張したり、キャリーケースに入るのを嫌がったりする犬や猫もいます。通院による負担を完全になくすことは難しいものの、病院の環境を確認したり、自宅で準備したりすることで、恐怖や不安を和らげられる場合があります。
待合室での緊張や恐怖が体調や検査に与える影響
動物病院には、ほかの動物の鳴き声やにおい、慣れない人、診察や処置など、犬や猫が緊張しやすい要素があります。緊張によって心拍数や呼吸数が変化し、普段とは異なる様子を見せることもあるでしょう。
また、待合室が混雑していると、ほかの動物との距離が近くなり、恐怖や興奮が強くなる場合があります。予約制や順番受付に対応しているか、混雑時に車内で待てるかなどを事前に確認しておきましょう。待合室の広さや、診察室が個室になっているかなども、通院時の負担を考える際の参考になります。
診察時に緊張して普段の様子が見られない場合は、家庭での様子を動画に残しておくのも一つの方法です。食欲や呼吸の様子、歩き方など、気になる変化を撮影しておけば、診察時の情報として役立つことがあります。
デリケートな猫ちゃんを守る犬猫分離の待合環境
猫は、自宅以外の場所への移動や大きな音、知らない動物のにおいなどに不安を感じる場合があります。特に犬の姿や鳴き声を苦手とする猫では、同じ待合室で過ごすことが負担になることもあります。
犬と猫の待合スペースが分かれている動物病院なら、猫が犬と近い距離で待つ状況を避けやすくなります。猫専用の待合スペースがあるかに加え、キャリーケースを床に置かずに済む台があるか、犬と猫の動線が分けられているかなども確認しておきましょう。
専用スペースがない場合は、空いている時間帯を案内してもらったり、車内で待ったりする方法もあります。キャリーケースに布をかけて外からの刺激を減らす方法もあるため、猫の性格に合わせて取り入れてみましょう。怖がりな性格であることを予約時に伝えておけば、待ち方や来院時間について相談できる場合もあります。
病院嫌いにさせないための受診前後のホームケアと声かけ
キャリーケースを通院時だけ出していると、猫が「病院へ連れて行かれるもの」と覚え、見ただけで逃げるようになる場合があります。普段から部屋に置き、毛布などを入れて、猫が落ち着いて過ごせる場所として慣らしておきましょう。無理に押し込まず、自分から入ることに慣れる練習をしておくと、移動時の飼い主と猫の負担を減らしやすくなります。
犬の場合も、車やキャリーケースなど、通院に使う環境に少しずつ慣らしておくことが大切です。飼い主が慌てたり、強い口調で叱ったりすると、不安が強くなる場合があります。落ち着いた声で接し、静かに準備しましょう。
ただし、極端に怖がる、暴れる、噛もうとするといった様子がある場合は、無理に連れて行こうとせず、事前に動物病院へ相談してください。
帰宅後は静かな場所で休ませ、食欲や排泄、呼吸などに変化がないか見守りましょう。処置や予防接種の内容によっては、激しい運動やシャンプーなどを控えるよう指示されることがあります。帰宅後の過ごし方についても、獣医師の説明を確認しておきましょう。
ペットのことならクロス動物病院にご相談を

大切なペットの健康を守るためには、日頃の予防から病気の早期発見、シニア期の継続的な治療まで相談できる動物病院を見つけておくことが大切です。
和歌山県和歌山市にあるクロス動物病院では、犬・猫を中心に、内科や外科、皮膚科、歯科など幅広い診療に対応しています。循環器特別外来や認知症外来も設けており、レントゲンや超音波検査、手術、入院などに対応できる設備も整えています。ここからは、ペットと飼い主さんが無理なく通院を続けられる環境づくりにも取り組む、クロス動物病院の特長を3つ紹介します。
循環器特別外来・認知症外来など専門的な診療体制
クロス動物病院では、一般診療に加えて循環器特別外来を設けています。循環器特別外来は、日本獣医循環器学会 獣医循環器認定医の髙智正輝先生や、京都動物医療センター循環器科で研修を重ね、循環器分野の診療に注力している副院長の西原直之先生など、循環器の知識を持つ獣医師が、心エコーやレントゲンなどで心臓の状態を詳しく調べて治療や経過観察の方針を提案しているそうです。咳や呼吸の変化、疲れやすさなどの小さな異変から相談できるでしょう。
認知症外来では徘徊や夜間の鳴き声、昼夜逆転など、シニア期にみられる行動の変化について相談できます。栄養学外来を担当する獣医師とも連携し、食事などについても相談できる体制を整えられています。
猫専用待合室・夜20時まで・年中無休で通いやすい環境

クロス動物病院には、犬の姿や鳴き声を怖がる猫に配慮し、犬の待合スペースと分けた猫専用待合室を用意しています。診察室も完全個室のため、周囲の動物や人の動きに敏感な犬や猫が落ち着いて診察を受けやすい環境です。
診療時間は10時〜13時、17時〜20時までで、休診日は設けられていません。日曜日も診療しており、祝日は9時〜12時までの午前診療に対応しています。獣医師の勤務予定や初診時の受付時間などは変更される場合があるため、来院前に確認しておきましょう。
時間外に急な体調変化があった場合は、留守番電話に名前・症状・連絡先を録音すると、急患と判断されて対応可能な場合に病院から折り返し連絡を受けられます。対応できない場合もあるため、まずは電話で確認することが大切です。
各種ペット保険・窓口精算・キャッシュレスに対応
動物病院への通院が続くと、診察や検査、治療などにかかる費用についても気になるものです。クロス動物病院では、アニコムとアイペットのペット保険について、窓口での保険請求に対応しています。そのほかのペット保険も利用できるため、加入している保険の補償内容や利用方法を確認しておくとよいでしょう。
支払いにはクレジットカードや電子マネーも利用できます。現金以外の支払い方法にも対応しているため、診察内容や費用に応じて支払い方法を選べることも特徴です。
「病気かどうかはわからないけれど、以前と様子が違う」といった段階でも、気になる変化があれば早めに動物病院へ相談することが大切です。愛犬や愛猫の体調や行動に気になる変化がある場合は、クロス動物病院に相談してみてはいかがでしょうか。
アクセス・住所・受付時間
南海電鉄加太線 南海線 紀ノ川駅 車で6分
| 受付時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | 祝 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00〜13:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ★ |
| 17:00〜20:00 | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ● | ー |
★:9:00〜12:00
