犬の食欲がない理由とは?原因別の対処法について解説します!

犬 食欲がない

犬の食欲がないとき、飼い主さんは心配になりますよね。
犬の食欲不振には、さまざまな原因があります。環境の変化やストレス、病気や老化など、犬の状態によって対処法も異なります。

本記事では、犬の食欲がないときについて以下の点を中心にご紹介します。

  • 犬の食欲がない理由
  • 犬の食欲がない原因ごとの対処法
  • 犬の食欲がなくならないための対策

犬の食欲がないときについて理解するためにもご参考いただけると幸いです。
ぜひ最後までお読みください。

犬の食欲がない理由とは?

犬が食欲がない時の主な理由は、病気や怪我によるものです。
犬が感染症や消化器系の病気、歯周病や口腔内の病気、がんや内分泌系の病気などにかかっていると、食欲が低下することがあります。また、犬が外傷や痛みを負っていると、食べることに興味がなくなることがあります。犬が食欲がないときは、獣医師に診てもらうことが重要です。

また、犬がストレスや環境の変化に晒されると、食欲がなくなることがあります。
犬が引っ越しや旅行、家族構成の変化、飼い主の不在などによって、不安や恐怖を感じると、食べることに集中できなくなることがあります。犬がストレスや環境の変化に慣れるまで、食事の時間や場所、量や種類などを変えないようにしましょう。

食事内容が合わない場合も、食欲がなくなる原因になることがあります。
犬が食事に飽きていると、食べることに興味がなくなることがあります。また、犬が食事にアレルギーや不耐性があると、食べることで体調が悪くなることがあります。
犬が食事に好き嫌いがあるときも、食べたくないものを拒否することがあります。食事の内容や質を見直すことも必要です。

犬の年齢や季節によって、食欲が変化することもあります。
犬が高齢になると、代謝が低下し、食欲が減少することがあります。犬は暑い季節になると、抵抗力が落ちたり、暑さで体力を失ってしまい、食欲が減少することがあります。
犬が年齢や季節によって食欲が変化するときは、食事の量や回数の調整が必要です。

「内臓系の異常」の場合

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ここからは、食欲がない原因別に詳しくみていきましょう。
犬の各臓器で異常が起きている場合、どのような原因や対処法が考えられるのでしょうか。

特徴

内臓系の異常とは、胃や腸、肝臓、膵臓、腎臓などの消化器や代謝器の機能に問題があることを指します。
内臓系の異常がある犬は、食欲がなくなったり、嘔吐や下痢、便秘、血便などの消化器の症状を示したりします。
また、体重が減ったり、皮膚や目の白目が黄色くなったり、飲水量や尿量が増えたりすることもあります。
内臓系の異常は、犬の健康に大きな影響を与えることがあります。

原因

内臓系の異常の原因には、さまざまなものがあります。例えば、以下のようなものが挙げられます。

犬が食べ過ぎたり、人間の食べ物や異物を食べたり、食事にアレルギーや不耐性があったりすると、消化器に負担がかかります。また、食事の内容や質が不適切だと、栄養不足や代謝異常を引き起こすことがあります。

また、犬が細菌やウイルス、寄生虫などに感染すると、消化器系に炎症を起こすことがあります。
感染症は、食事や水、糞便、唾液などの経路で伝染することがあります。
犬が内臓系にがんを発症すると、内臓の機能や形態に変化を起こすことがあります。がんは、遺伝的な要因や環境的な要因などによって発生することがあります。

対処法

犬の食事に問題がある場合は、食事の内容や質を見直すことが必要です。犬に適した食事を与えることで、消化器の負担を減らせます。また、食事の量や回数を調整することで、食欲を促します。
犬の感染症やがんなどによる内臓系の異常の場合は、薬物療法が必要になることがあります。獣医師の指示に従って抗生物質や抗がん剤などの薬を服用することで、病原体やがん細胞を排除します。
また、医師の判断によっては手術療法が必要になることがあります。異物やがん組織を切除することで、内臓の機能や形態の改善を目指します。

「口腔内の異常」の場合

犬の口腔内に異常があることで食欲不振になる場合、どのような原因や対処法が考えられるのでしょうか。

特徴

口腔内の異常とは、歯や歯茎、舌や口腔粘膜などの口の中の部位に問題があることを指します。
口腔内の異常がある犬は、食欲がなくなったり、口臭が強くなったり、唾液が多くなったりします。また、口の中を触らせなかったり、噛んだり、鳴いたりすることもあります。
口腔内の異常は、犬の食事や呼吸に影響を与えることがあります。

原因

口腔内の異常の原因には、さまざまなものがあります。
例えば、以下のようなものが挙げられます。

【歯周病、口内炎や、口腔内腫瘍】
これらの疾患が進行すると、口の中に痛みや違和感が生じ、食事を摂ることが難しくなります。
歯周病は、進行すると歯が抜けたり、炎症が広がって頬に穴ができることもあります。歯周病の治療には歯のクリーニングや抜歯などが含まれますが、定期的な歯のケアも重要です。

口腔内にできものが見られる場合には、口腔内腫瘍の可能性も考慮しなければなりません。腫瘍が大きくなると、食欲がなくなるだけでなく、呼吸困難などの症状も現れることがあります。腫瘍が進行する前に、獣医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが大切です。

口内炎もまた口の中に強い痛みを引き起こし、食事が難しくなります。治療には炎症を抑える薬や特別な食事療法が含まれることがあります。
犬の健康を保つためには、早めの治療が必要です。日頃から口の中をよくチェックしてあげましょう。

【口腔内のがん】
犬が口の中にがんを発症すると、しこりや潰瘍、色の変化などが見られます。
口腔内のがんは、犬のがんの中でも多いといわれています。口腔内のがんは、早期発見が重要です。

【口の中の傷や異物】
犬が口の中に外傷を負ったり異物ができたりすると、出血や痛み、感染などを引き起こします。外傷や異物は、犬が何かを噛んだり、飲み込んだり、ぶつかったりしたときに起こることがあります。

対処法

犬の歯周病対策には、歯磨きが重要です。
歯磨きは、犬に適した歯ブラシや歯磨き粉を使って、毎日行うことが望ましいです。歯磨きは、歯垢や歯石を除去し、口臭の改善につながります。

犬の口腔内のがんや外傷や異物などによる口腔内の異常の場合は、獣医師の診察が必要になることがあります。診察では、口腔内の状態を確認し、必要な検査や治療をします。がんや異物の切除や抗生物質の投与などの処置が行われることもあります。
犬の口腔内の異常があるときは、食事の工夫が必要です。犬に柔らかくて消化しやすい食事を与えることで、口の中の負担を減らしてあげましょう。
また、犬に水分を十分に摂らせることで、口の中の清潔さを保つことにつながります。

「ご飯を変えた」場合

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犬のご飯を変えた場合、どのような原因や対処法が考えられるのでしょうか。

特徴

ご飯を変えた場合とは、犬の食事の種類やブランド、内容や質などを急に変更したことを指します。
ご飯を変えた場合、犬は食欲がなくなることがあります。犬は、慣れ親しんだ食事に対して好みや愛着を持っていることが多く、新しい食事に対しては不安や拒否感を示すことがあります。
また、新しい食事に含まれる栄養素や添加物に対して、アレルギーや不耐性を持っていることがあります。

原因

ご飯を変えた場合の原因には、さまざまなものがあります。例えば、以下のようなものが挙げられます。

【飼い主の考えによるもの】
飼い主は犬の健康や年齢、体重などに応じて、食事を変えることがあります。
また、食事のコストや入手性、品質などに基づいて、食事を変えることがあります。

【犬の嗜好によるもの】
犬は、食事に飽きたり、別の食事に興味を持ったりすることがあります。
犬は、飼い主の食べ物や他の犬の食べ物に魅力を感じることがあります。

【獣医師の指示によるもの】
獣医師によって、犬に適した食事を推奨され、ご飯が変わることが考えられます。
獣医師は、犬の病気やアレルギーなどによって、食事を変えることを指示することがあります。

対処法

犬の食事を変えるときは、急に変えるのではなく、徐々に変えることが必要です。徐々に変えることで、犬の消化器や味覚に慣れさせます。
徐々に変える方法は、新しい食事を古い食事に少しずつ混ぜて、数日かけて割合を変えていくことです。

また、犬の食事を変えるときは、食事の工夫が必要です。
食事の工夫とは、新しい食事に犬が好きなものをトッピングしたり、温めたり、水分を加えたりすることです。食事の工夫によって、犬の食欲を促します。

犬の食事を変えるときは、獣医師に相談しましょう。獣医師は、犬の状態に応じた食事内容を教えてくれることがあります。また、犬が食事にアレルギーや不耐性を示す場合は、獣医師に診てもらうことが重要です。

「ストレス」の場合

犬にストレスがかかっている場合、食欲にどのように影響を及ぼすのでしょうか。詳しくみていきましょう。

特徴

ストレスとは、犬が不安や恐怖、緊張などの心理的な圧力を感じることを指します。ストレスがある犬は、食欲がなくなることがあります。犬は、ストレスによって消化器の働きが低下したり、食べることに集中できなくなったりします。
また、犬は、ストレスによって食事に対する興味や喜びが減少したり、食事に対する拒否反応を示したりします。

原因

ストレスの原因には、さまざまなものがあります。例えば、以下のようなものが挙げられます。

【環境の変化】
犬は引っ越しや旅行、家族構成の変化、飼い主の不在などによって、環境が変わると、ストレスを感じることがあります。
犬は、慣れない環境に対して不安や恐怖を感じることがあります。

【コミュニケーション】
犬が人間や動物との関係に問題があると、ストレスを感じることがあります。
犬は、人間や動物とのコミュニケーションや相性によって、緊張や対立を感じることがあります。

【身体的な不調】
犬は身体的な不調によって、痛みや不快感を感じると、ストレスを感じることがあります。
犬は、身体的な不調によって、食欲が低下したり、食べることが困難になったりします。

対処法

犬にストレスがあるときは、犬をリラックスさせてあげましょう。犬に優しく声をかけたり、なでたり、抱っこしたりしてあげましょう。また、犬にとって快適な場所やお気に入りのものを与えることもおすすめです。

また、犬にストレスがあるときは、適度な刺激を提供することが必要です。犬と遊んだり、散歩したり、トレーニングしたりすると良いでしょう。これらの活動によって、犬のストレスを解消し、食欲を増やします。

犬にストレスがあるときは、獣医師への相談が重要です。犬のストレスの原因や程度の判断や、必要な検査や治療を受けられます。また、犬のストレスを軽減する薬やサプリメントを処方されることがあります。

「老化」の場合

犬の老化が原因で食欲がない場合、どのような背景が考えられるのでしょうか。

特徴

老化とは、犬が高齢になるにつれて、身体的や精神的に衰えることを指します。
老化が進むと、犬は食欲がなくなることがあります。犬は、老化によって代謝が低下し、エネルギー消費が減少することがあります。
また、犬は、老化によって歯や歯茎が悪くなり、嗅覚や味覚が鈍くなることがあります。

原因

犬の寿命や老化の速度は、犬種や個体によって遺伝的に決まることがあります。
一般的に、小型犬は大型犬よりも寿命が長く、老化が遅いといわれています。
また、犬の飼育環境や生活習慣によって、老化の進行に影響を与えることがあります。例えば、栄養や運動の不足、ストレスや感染症、肥満や糖尿病などは、老化を促進することがあります。

対処法

犬の老化に合わせて、食事の管理をすることが必要です。
食事の管理とは、犬に適した食事を与えることです。例えば、高齢犬用のフードやサプリメントを与えたり、柔らかくて消化しやすい食事を与えたりすることです。また、食事の量や回数を調整することで、食欲を促します。

また、犬の老化に合わせて、適度な運動も必要です。例えば、散歩や遊びが挙げられます。運動によって、犬の筋力や関節の動きを維持し、代謝を促進します。

犬の老化に合わせて、定期的に獣医師の診察を受けることは重要です。犬の健康状態をチェックし、必要な検査や治療を受けましょう。

犬の老化に伴う病気や症状を緩和する薬や、サプリメントを処方されることもあります。

「甘え」の場合

犬の甘えが原因で食欲がない場合があることをご存知ですか?
犬が何を考えているのか、詳しくみていきましょう。

特徴

甘えとは、犬が飼い主に対して愛情や信頼を示すことを指します。甘えがある犬は、食欲がなくなることがあります。
犬は、甘えによって飼い主との関係を優先し、食べることに興味がなくなることがあります。また、飼い主に注目してもらいたい甘えから、食べないことで反応を引き出そうとすることがあります。

原因

飼い主が犬に対して愛情を持っていると、犬はそれに応えて甘えることがあります。
飼い主が犬に優しく声をかけたり、なでたり、抱っこしたりすると、犬は喜んで甘えることがあります。

飼い主が仕事や旅行などで家を空けると、犬は寂しく感じて甘えることがあります。また、犬の性格によって、甘えることがあります。
犬は、人間や動物との関係に敏感で、甘えることでリラックスすることがあります。特に、小型犬や子犬は、甘えることが多いといわれています。

対処法

犬に甘えがあるときは、適度な愛情を提供することが必要です。適度な愛情を提供する方法は、犬に優しく声をかけたり、なでたり、抱っこしたりすることです。
しかし、犬が食事を拒否するときに、甘やかしたり、おやつを与えたりすると、犬はそれを覚えてしまうことがあります。そのため、食事の時間や場所、量や種類などを変えないようにしましょう。
また、適度な刺激を与えることもおすすめです。犬と遊んだり、散歩したり、トレーニングしたりして、犬の食欲を促します。

犬の食欲がなくならないためにできること

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上述の原因を踏まえて、犬の食欲がなくならないためにはどのような対策ができるのでしょうか。

定期的に健康診断を受ける

犬が食欲がなくなる主な理由は、病気や怪我によるものです。
犬が感染症や消化器系の病気、歯周病や口腔内の病気、がんや内分泌系の病気などにかかっていると、食欲が低下することがあります。そのため、日頃から犬のボディチェックをするだけでなく、定期的に獣医師による健康診断を受けることが必要です。
健康診断によって犬の食欲不振の原因を早期に発見し、治療に移れる可能性があります。

適度に運動する

犬が運動不足になると、食欲がなくなることがあります。
犬は、運動によって消化器の働きを促進し、エネルギー消費を増やします。また、運動によってストレスを解消し、食欲を促します。
運動の種類や時間については、犬の年齢や体力、犬種などに応じて調整することが必要です。

ストレス発散

犬がストレスを感じると、食欲がなくなることがあります。犬は、ストレスによって消化器の働きが低下したり、食べることに集中できなくなったりします。
ストレスの原因には、環境の変化や人間や動物との関係、身体的な不調などがあります。
ストレスを発散する方法には、犬をリラックスさせてあげたり、適度な刺激を与えたりすることなどが挙げられます。

フードを工夫する

下記のような問題があると、犬の食欲がなくなることがあります。

  • 犬が食事に飽きていると、食べることに興味がなくなることがあります
  • 犬が食事にアレルギーや不耐性があると、食べることで体調が悪くなることがあります
  • 犬が食事に好き嫌いがあると、食べたくないものを拒否することがあります


フードを工夫する方法には、食事の内容や質を見直したり、食事にトッピングや水分を加えたり、食事を温めたりする方法があります。

まとめ

ここまで犬の食欲がないときについてお伝えしてきました。
犬の食欲がないときの要点をまとめると以下の通りです。

  • 犬の食欲がなくなる原因には、内臓や口腔内の異常、ご飯の変化、ストレス、老化、甘えなどがある
  • 原因に合った対処をすることが重要であるため、何か異常を感じた際は獣医に相談することを推奨する
  • 犬の食欲がなくならないための対策として、健康診断、適度な運動、ストレス発散、食事内容の見直しなどが挙げられる

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

【参考文献】