高齢ペットのペットホテル利用|ホテル選びのポイントや注意点を解説

高齢ペットのペットホテル利用|ホテル選びのポイントや注意点を解説

大切なペットをペットホテルに預けるとなると、飼い主は少しでも負担を減らしてあげたいと気を揉むものです。高齢ペットの場合はなおさらですが、滞在に際しては特別な対応が取られるのでしょうか。今回は高齢ペットのペットホテル利用をテーマに、何歳から高齢とみなされるのかなど、気になる情報をまとめました。高齢ペットに適した施設の選び方や、預け入れにあたっての注意点なども詳しくお伝えするので、ぜひ参考にしてください。

高齢ペットとペットホテル事情

高齢ペットとペットホテル事情

いざ高齢ペットのペットホテル利用を検討しても、特に問題なく預け入れできるのか、追加料金は必要なのかといった、さまざまな疑問が生じます。まずは、高齢ペットが利用する場合のペットホテル事情を押さえて、急な外出時も慌てることがないようにしましょう。

ペットホテルでは何歳から高齢とみなされますか?
一般的に犬や猫は7歳前後からシニア期に入るとされていますが、多くのペットホテルにおいては10歳を超えたペットが高齢とみなされます。該当するようであれば前もって施設に申告のうえ、どのような対応が取られるのか、十分に説明を受けておくことが欠かせません。
高齢を理由に利用を断られる可能性はありますか?
すべての高齢ペットがペットホテルに滞在できないわけではありません。しかし、犬猫の平均寿命である14歳を上回る場合や、てんかん発作など急変する可能性のある疾患をもっている場合、認知症や寝たきりなどで著しく介護の手間がかかる場合のように対応が難しいと判断された場合には、利用を断られることも考えられます。逆に、獣医師による健康診断書の提出が可能で、滞在中に健康状態が急変するリスクは低いと証明できれば、高齢ペットであっても受け入れてもらえる可能性が高まるでしょう。
高齢ペットを預けるときの料金体系を教えてください
ペットホテルの宿泊料金はペットの種類や預け入れ日数、オプション内容などによって大きく変動するものの、高齢ペットの利用に際しては、一般料金に対してシニア料金を加算するペットホテルもあります。追加料金には介護サポート料や見守り強化料が含まれています。シニア料金は数百円から数千円程と幅広いため、料金体系について不明な点があれば、あらかじめ当該施設に確認を入れてください。

高齢ペットに適したペットホテルの選び方

高齢ペットの滞在先を決めるときには、当該ペットホテルが提供するサービスの特徴をよく理解して、よりペットの状況に即した施設を選ぶことが欠かせません。ここでは、高齢ペットの利用を前提に、ペットホテル選びのポイントをまとめます。

高齢ペットのペットホテル選びでは何を確認すべきですか?
高齢ペットは若いときに比べて身体が敏感になっているので、床暖房やソフトなベッドが用意されていること、負担の少ない床材となっていること、落ち着いて過ごせる静かなスペースがあることなど、各種設備の充実度を十分に確認すべきです。滞在環境が整っており、なおかつ高齢ペット特有の健康問題や行動変化に詳しいスタッフが在籍していれば、予期せぬトラブルが発生するリスクを軽減できるでしょう。
高齢ペット向けのペットホテルではどのようなサービスが受けられますか?
高齢ペット向けのペットホテルにおいては、滞在中の快適さに配慮した設計がなされるとともに、日々の健康チェックや消化しやすい食事の提供など、さまざまなサービスが用意されています。サービス内容はペットホテルごとに異なるため、求めるケアが行われていることを軸に、施設を選ぶのもよいでしょう。なお、基本サービスとオプションサービスの範囲も、施設によってさまざまです。ベースとなる宿泊料金の安さにのみ目を向けていると、必要なケアが受けられなかったり、オプション料金が高額になったりするので、注意しなければいけません。
動物病院併設のペットホテルを選ぶメリットを教えてください
動物病院併設のペットホテルを選ぶと、高齢ペットの体調が急変したときにも、獣医師による診断、処置、投薬などが受けられるという大きなメリットがあります。健康チェックなども適宜実施されることから、離れて過ごす間の飼い主の不安も和らぐでしょう。

高齢ペットを預けるときの注意点

高齢ペットを預けるときの注意点

終わりに、高齢ペットを預けるときの注意点をお伝えします。正しい知識を押さえたうえで、滞在の前後にも適切な対応を取り、大切なペットを不要なトラブルから守ってあげてください。

高齢ペットを預けるにあたって準備しておくべきことはありますか?
健康管理の徹底が求められる高齢ペットを預けるにあたっては、現在の健康状態やこれまでの病歴、予防接種の履歴といった情報を、あらかじめ整理しておくことが重要です。預け入れ前にこうした健康記録をペットホテルのスタッフに共有すると、より状況に即した柔軟なケアを受けられる可能性が高まるでしょう。あわせて、日頃の生活習慣なども詳しく伝えられるように準備しておけば、充実した滞在の助けとなります。普段口にしている特別な食事がある場合には、持ち込みが可能かどうか、早めに相談することも忘れてはいけません。
持病や投薬が必要な高齢ペットも預けられますか?
持病がある高齢ペットであっても、事前にその旨を申し出て、対応が可能と判断されれば、ペットホテルに預けることが可能です。ただし、厳密なコントロールが不可欠な疾患がある場合などは、受け入れ困難になる可能性が高いと念頭に置いておきましょう。投薬治療中の場合には、ペットへの投薬は令和4年に施行された愛玩動物看護師法により、獣医師もしくは獣医師の指示の下で愛玩動物看護師が行うよう定められていることから、条件を満たす施設に預けることが必須となります。いずれにしても、健康面の不安が大きければ、動物病院併設のペットホテルを選ぶのがおすすめです。
預かり中に体調が悪化した場合はどのように対応されますか?
高齢ペットの体調が預かり中に悪化した場合には、飼い主への連絡や、獣医師との連携が図られます。とはいえ、どの程度の症状で飼い主に報告を入れるのか、連絡が取れないときはどうするか、どの動物病院に連れて行くかといった細かい規定はペットホテルごとに異なるため、利用したい施設が見付かったら、事前に緊急時の対応フローをチェックしておきましょう。緊急時の対応を明示している点が、信頼できるペットホテルの条件ととらえることもできます。
帰宅後にいつもと違う様子が見られる場合はどうすればよいですか?
ペットホテルから帰宅した後に、食欲が戻らない、下痢・嘔吐が続く、呼吸が荒い、ぐったりしている、いつもより反応が鈍いなどいつもと違う様子が見られたら、まずは十分に休ませてあげましょう。リラックスして過ごせる環境を整えてあげることもポイントです。それでも改善しない場合には、速やかに動物病院の受診を検討してください。滞在中の過ごし方について気になる点があれば、ペットホテルに確認を取ることも大切です。

編集部まとめ

高齢ペットがペットホテルを利用するにあたっては、より慎重な対応が必要となります。状況次第では追加料金が発生するだけでなく、預け入れ自体を断られる可能性もあるため、早めに信頼できる施設を見付けておきましょう。ペットホテルを選ぶときには、高齢ペットが快適に過ごせるのを念頭に、設備が充実していることや求めるサービスが提供されることを重視すべきです。また、滞在の前後もしっかりとペットに寄り添って、さまざまな負担の軽減に努めてください。

【参考文献】