犬が下痢をしていたらどうすればいい?原因や対処法を詳しく解説!

犬 下痢

犬の下痢についてご存じですか?本記事では、犬の下痢について以下の点を中心にご紹介します!

  • 犬の下痢の種類
  • 犬が下痢をする原因
  • 犬が下痢をした時の対処法

犬の下痢について理解するためにもご参考いただけると幸いです。ぜひ最後までお読みください。

犬の下痢について

犬の下痢にはどのような種類がありますか?
犬の下痢には以下の種類があります。

急性下痢:急性下痢は、犬が食べ物や異物を誤飲したり、ウイルスや細菌などに感染したりすることで起こる下痢です。急性下痢の犬は、水分や栄養の不足によって脱水や衰弱を起こすことがあります。急性下痢の治療法は、原因に応じて抗生物質や整腸剤などを投与することや、消化の良い食事をとり水分補給をすることが一般的です。

慢性下痢:慢性下痢は、犬がアレルギーやストレス、腸内細菌の乱れなどによって起こる下痢です。慢性下痢の犬は、体重や食欲の減少によって栄養不良や免疫力の低下を起こすことがあります。慢性下痢の治療法は、原因に応じて抗アレルギー薬やプロバイオティクスなどの投与や、アレルゲンの除去、ストレスの軽減が一般的です。

出血性下痢:出血性下痢は、犬が腸内出血を起こすことで、便に血が混じる下痢です。出血性下痢の犬は、貧血やショックによって命にかかわることがあります。出血性下痢の原因には、腸内寄生虫や腸炎、腸閉塞などがあります。出血性下痢の治療法は、原因に応じて寄生虫駆除剤や抗炎症剤の投与、輸液や輸血などをすることが一般的です。

以上のように、犬の下痢には、急性下痢、慢性下痢、出血性下痢の3つの種類があります。犬の下痢の種類によって、症状や原因、治療法が異なります。犬の下痢に気づいたら、できるだけ早く動物病院に連絡して、受診の予約を取るか、緊急対応の可否を確認してください。動物病院では、便の検査や血液検査などの検査をし、正確な診断と治療を施します。
犬の下痢で病院での受診が推奨される場合はありますか?
下痢は、食事の変更やストレスなどで一時的に起こることもありますが、長く続く、あるいは他の症状がある場合は、重篤な病気の可能性があります。下痢が数日止まらない、元気がなくぐったりしている、何度も吐く、大量の血液が出るなどの場合は、すぐに動物病院を受診しましょう。感染症や腫瘍などの重症な病気の可能性があります。動物病院では、便の検査や血液検査、レントゲンや超音波などの画像診断をし、下痢の原因を特定します。その後、薬や点滴などの治療をします。下痢は犬にとって辛い症状です。飼い主は愛犬の様子をよく観察して、必要ならば動物病院に連れて行きましょう。
犬が下痢をしているときには、他にどのような症状がみられますか?
犬が下痢をしているときに他にみられる症状は、下痢の原因によって異なりますが、以下のようなものがあります。

元気消失や食欲不振:下痢によって体力が消耗したり、腹痛や吐き気を感じたりすると、元気がなくなったり食べ物に興味を示さなくなったりします。

発熱や嘔吐:下痢の原因がウイルスや細菌などの感染症の場合、発熱や嘔吐などの全身症状が見られることがあります。

血便:下痢の原因が消化管の出血や炎症の場合、便に血が混ざることがあります。血の色や量によって、出血の部位や程度が推測できます。

異物や寄生虫:下痢の原因が異物や寄生虫の誤飲の場合、便にそれらが混ざって出てくることがあります。

粘液:下痢の原因が大腸の炎症の場合、便に透明や半透明のゼリー状の粘液が混ざったり付着していたりすることがあります。

未消化の食べ物:下痢の原因が消化不良や食物不耐性の場合、便に未消化の食べ物が混ざることがあります。

体重減少や痩せ:下痢が長期間続いたり、重症な病気の一症状として起こったりする場合、食事が十分に摂れなかったり、消化吸収がうまくいかなかったりして、体重が減ったり痩せてくることがあります。

犬の下痢の原因

犬 椎間板ヘルニア
食事面ではどのようなことが原因と考えられますか?
犬が下痢をする原因のひとつに、食事面での問題があります。食事によって下痢を引き起こす場合は、以下のようなことが考えられます。

食事の量や質の変化:ドッグフードの種類や量を急に変えたり、人間の食べ物やおやつを与えすぎたりすると、消化不良や腸内細菌バランスの乱れを起こし、下痢になることがあります。

食中毒:鮮度の落ちたドッグフードや生ごみなどを食べてしまうと、細菌やウイルスに感染し、下痢や嘔吐などの症状が出ることがあります。

食物アレルギー:ドッグフードやおやつに含まれる特定の成分に対してアレルギー反応を起こすと、下痢や皮膚炎などの症状が出ることがあります。

食事による下痢の場合は、食事の内容や量を見直したり、消化の良いものを与えたりすることで改善することが多いですが、下痢が長引く、あるいは他の症状がある場合は、動物病院で診察を受けることが必要です。
犬の下痢とストレスは関係ありますか?
犬の下痢とストレスは関係があります。犬はストレスを感じると、胃腸の働きが乱れて下痢を起こすことがあります。ストレスの原因は様々ですが、以下のようなことが挙げられます。

気温や環境の変化:季節の変わり目や引っ越し、ペットホテルに預けられるなど、普段と生活環境が変わると緊張や不安を感じることがあります。

怖い思いやトラウマ:雷や花火、交通事故など、怖い思いをしたときやトラウマがあるときにもストレスを感じます。

人間との関係:飼い主や家族の不在や喧嘩、新しい家族の増加など、人間との関係に変化があるときにもストレスを感じることがあります。

ストレスによる下痢は、ストレスの原因がなくなれば自然に改善することが多いですが、長期間続く、あるいは他の症状がある場合は、動物病院で診察を受けることが必要です。ストレスがかからないように、愛犬の様子をよく観察して、必要ならばリラックスさせてあげましょう。
犬の下痢の原因として考えられるウイルスや寄生虫を教えてください。
犬の下痢の原因として考えられるウイルスや寄生虫は、以下のようなものがあります。

パルボウイルス:ワクチン接種を受けていない子犬に多く見られる感染症で、重度の下痢や嘔吐、発熱、腹痛などの症状を引き起こします。感染力が強く、死に至ることもあります。

コロナウイルス:パルボウイルスに似た感染症で、下痢や嘔吐、食欲不振などの症状を引き起こします。パルボウイルスよりは軽度ですが、合併感染すると重症化することがあります。

回虫:子犬に多く見られる寄生虫で、母犬から胎盤や乳汁を通して感染することがあります。下痢や嘔吐、腹部膨満、体重減少、貧血などの症状を引き起こします。

条虫:犬がノミやネズミなどの中間宿主を食べることで感染する寄生虫で、下痢や便秘、肛門周囲のかゆみ、栄養不良などの症状を引き起こします。

鞭虫:犬が感染した糞便や土を食べることで感染する寄生虫で、下痢や血便、腹痛、貧血、脱水などの症状を引き起こします。

原虫:トリコモナス、ジアルジア、コクシジウムなどの微小な寄生虫で、犬が感染した水や食べ物を摂取することで感染します。下痢や軟便、腹痛、体重減少などの症状を引き起こします。

犬が下痢をする原因として考えられるウイルスや寄生虫は、感染力が高く、重篤な症状を引き起こすことがあります。予防と早期発見のために、定期的なワクチン接種や便検査、駆虫薬の投与を行うことが大切です。

このように、下痢の原因には、食事やストレス、ウイルス・寄生虫などがありますが、その他にも、膵炎やクッシング、リンパ管拡張症、IBD、リンパ腫などの可能性もあります。そのため、下痢が続く場合には、病院での検査と診断を受けるようにしましょう。

犬が下痢をしてしまったときの対処法

犬が下痢をしてしまったらどのように対処すればいいのでしょうか?
犬が下痢をしてしまったら、まずは犬の様子と便の状態を確認しましょう。下痢の症状が軽くて、犬が元気で食欲もある場合は、自宅で様子を見てもいいかもしれません。その場合は、以下のような対処法があります。

おしりの周りの毛をカットする:下痢をしていると、おしりの周りの毛に便が付着してしまうことがあります。これは犬にとって不快で、皮膚炎や感染症の原因にもなります。おしりの周りの毛を短くカットして清潔に保ちましょう。

便をとっておく:下痢の原因や症状を判断するために、便の状態を確認しましょう。便の色や形、臭い、粘液や血の有無などをチェックして、動物病院に持っていくと良いでしょう。便は冷凍保存すると劣化しにくくなります。

おなかが落ち着くまではこまめに外へ連れ出す:下痢をしていると、排便の回数や量が増えることがあります。家の中で粗相をしてしまうと、犬も飼い主もストレスになります。おなかが落ち着くまでは、こまめに外へ連れ出してあげましょう。ただ、重症である場合は安静にさせておくのが良いため、犬の体調を第一に考え行動することが大切です。
犬の食事管理のポイントを教えてください。
犬の食事管理のポイントは以下のようなものです。

餌の量を減らす:胃腸を休めるために、餌の量を半分以下に減らしたり、1食〜3食程度絶食させたりします。ただし、水分は十分にとりましょう。

餌の種類を変える:フードが犬に合っていない場合や、アレルギーの原因になっている場合があります。消化しやすいフードや、アレルギーのないフードに変えてみましょう。獣医師に相談するのがおすすめです。

食事を抜いて胃腸を休める:下痢をしていると、胃腸に負担がかかります。消化の良い食事を与えても、吸収されずに下痢を悪化させることがあります。下痢が軽度で元気がある場合は、半日から1日程度絶食させて胃腸を休ませましょう。ただし、水分は十分にとりましょう。

食事をゆっくり再開する:下痢が改善されてきたら、食事をゆっくり再開しましょう。急に食事量を増やすと、再び下痢を引き起こすことがあります。消化しやすい食材を少量ずつ与えて、徐々に食事量を増やしていきましょう。おすすめの食材は、鶏ささみや白身魚、さつまいもやおからなどです。
犬の下痢はどのくらいで治りますか?
犬の下痢の治り方は、下痢の原因や症状の重さによって異なります。一般的には、下痢の症状が軽くて元気がある場合は、自宅で様子を見てもいいかもしれません。その場合は、餌の量を減らしたり、消化しやすい食事に変えたり、水分補給を十分に行ったりします。下痢が長く続いたり、嘔吐や血便などの症状があったりする場合は、すぐに動物病院に連れて行きましょう。重篤な病気や感染症の可能性があります。市販の薬は飼い主の判断で与えないでください。獣医師の処方に従ってください。

編集部まとめ

ここまで犬の下痢についてお伝えしてきました。犬の下痢の要点をまとめると以下の通りです。

  • 犬の下痢の種類には、急性下痢、慢性下痢、出血性下痢などがある。
  • 犬の下痢の原因には、食事の量や質の変化、食中毒、アレルギー、ストレス、ウイルスや寄生虫などがある。
  • 犬が下痢をしたときは餌の量を減らしたり、餌の種類を変えたりし、下痢が長く続いたり、血便や嘔吐などの症状があったりする場合は、すぐに動物病院に連れて行くことを推奨する。

これらの情報が少しでも皆さまのお役に立てば幸いです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。

参考文献