猫をケージレスペットホテルに預けるメリット・デメリット、注意点を解説

猫をケージレスペットホテルに預けるメリット・デメリット、注意点を解説

猫は環境の変化に敏感とされているだけに、ペットホテルへ預ける際にはより快適に過ごせる施設を選びたいものです。そこで検討されるのがケージレスペットホテルの利用ですが、具体的にはどのようなサービスを受けられるのか、よくわからないという飼い主の方も多いのではないでしょうか。今回は猫の預け入れを前提に、ケージレスペットホテルの特徴やメリット・デメリットを詳しくまとめました。あらかじめ押さえておきたい注意点もお伝えするので、参考にしてください。

ケージレスペットホテルの特徴

ケージレスペットホテルの特徴

初めに、ケージレスペットホテルはどのような施設なのか、サービスの特徴を説明します。気になる料金体系についてもチェックしておくと、実際の利用時に慌てることがありません。

ケージレスペットホテルとは、どのようなものですか?
ケージレスペットホテルとはその名のとおり、ペットの管理にケージを用いないペットホテルのことを指します。一般的なケージ型ペットホテルの場合、預けられたペットは特定のケージ内にて過ごしますが、ケージレスペットホテルは自由に動ける広いスペースや共用の部屋を備えており、よりリラックスして滞在できる点が特徴です。猫は元来活発な動物で、歩き回ったり、ジャンプしたりする機会を好みます。そのため、ケージレスペットホテルをうまく活用すれば、滞在中のストレスを軽減することができるでしょう。
すべてのペットホテルがケージレスでの預かりに対応していますか?
近年ペットホテルのサービスが多様化し、ケージレスペットホテルの数も増えたものの、すべての施設がケージレスでの預かりに対応しているわけではありません。例えば動物病院併設型ペットホテルなどは、動物病院の空きスペースを活用していることも多く、場所が限られるため、ケージでの管理が中心となります。
ケージレスペットホテルの料金体系を教えてください
ケージレスペットホテルではペットが自由に動き回れるだけに、さまざまなトラブルを未然に防ぐために体調や行動面、環境整備などの細かなフォローが必要となります。加えて、ケージ型ペットホテルよりも広いスペースが求められることから、宿泊料金は高く設定される傾向にあると留意しておきましょう。具体的な料金を調べる際には、基本料金に含まれるサービスの範囲はもちろん、オプションの内容にまで目をとおすのがポイントです。長期利用の場合は一泊あたりの宿泊料金が安くなるなど、各種割引サービスを実施しているケージレスペットホテルも少なくないので、利用したい施設が見付かったら、提供されるサービスの質と料金のバランスを総合的にチェックしてください。

猫がケージレスペットホテルを利用するメリットとデメリット

ペットがより伸びやかに過ごせるとなると、いかなる状況でもケージレスペットホテルを選べば間違いないようにも思えますが、そうとは限りません。ケージレスペットホテルを利用するメリットとデメリットの双方を理解したうえで、愛猫に合った施設を見付けましょう。

猫がケージレスペットホテルを利用するメリットは何ですか?
自由に動き回るのが好きな猫にとって、ケージ型ペットホテルの限られた空間で過ごすことは、少なからずストレスになります。ケージに慣れていない猫の場合はなおさらでしょう。一方でケージレスペットホテルに滞在すると、広々とした空間のなかでお気に入りの場所を探して好きな姿勢を取れるため、心身の負担が軽減されます。社交性の高い性格であれば、ほかの猫と一緒に遊べる環境が整っているというのも、ケージレスペットホテルを利用するメリットです。
どのような猫がケージレスペットホテルに向いていますか?
広々とした空間のなかで十分に運動できるケージレスペットホテルは、活発な猫におすすめです。また、社交性が高く、ほかのペットや飼い主以外の人に動じない性格の猫も、ケージレスペットホテルに向いているといえます。
ケージレスペットホテルのデメリットを教えてください
複数の猫が同じ空間を共有するケージレスペットホテルの場合、神経質な猫は常に周囲を気にしなければならず、心身ともに疲弊するでしょう。結果として、食欲不振や攻撃的な行動につながる恐れがあります。衛生管理が難しいというのも、ケージレスのデメリットです。どの猫がいつどこで排泄したか、食事をどれだけ口にしたかといったことが正確に把握できず、健康リスクが高まる可能性を否定できません。

猫をケージレスペットホテルに預けるときの注意点

猫をケージレスペットホテルに預けるときの注意点

メリット・デメリットを踏まえたうえで、実際にケージレスペットホテルを利用するとなったら、どのような点に気を配って準備を進めるとよいのでしょうか。終わりに、猫をケージレスペットホテルに預けるときの注意点もまとめます。

ケージレスペットホテルを利用する前に、準備しておくべきことはありますか?
前述のとおり、猫が自由に動き回れるケージレスペットホテルでの滞在を充実したものとするためには、細かなフォローが欠かせません。利用前には猫の健康状態をしっかりと確認のうえ、特に配慮してほしい点などがある場合には、預け入れの際にスタッフへ共有できるよう準備しておきましょう。予防接種の証明書など、必要な書類も忘れずに揃えてください。可能であれば長期滞在の前に短期間のお試し滞在を実施して、愛猫をケージレスペットホテルの環境に慣れさせておくこともおすすめです。何度かやり取りを重ねると、スタッフとの信頼関係も深まります。預け入れ時の持ち物としては、お気に入りのおもちゃやブランケット、普段食べているフードや使い慣れたトイレの砂など、猫自身の匂いが付いたアイテムを準備するとよいでしょう。自宅と同じアイテムが身近にあれば、普段とは違う環境にあってもよりリラックスして過ごすことができ、ストレスからほかの猫とトラブルになるといった事態を防げるかもしれません。ただし、持ち込み可能な物はペットホテルごとに異なるので、あらかじめ当該施設の情報をチェックしてください。
持病がある猫や高齢の猫も、ケージレスペットホテルを利用できますか?
持病がある猫や高齢の猫もケージレスペットホテルを利用できますが、愛猫の健康に関して気にかかる点があれば、事前に詳細を伝えたうえで、当該施設での対応は可能かどうか、確認を取ることが不可欠です。緊急時にどのような対応が取られるのかについても、あわせて把握してください。愛猫の状態がよくないようであれば、動物病院併設型ペットホテルを利用するのも一案です。
ケージレスペットホテルを選ぶときのチェックポイントを教えてください
ケージレスペットホテルを選ぶときは、衛生管理体制が整っているか、専門スタッフは十分な人数配置されているかといった点を、より入念にチェックしましょう。また、夜間にスタッフがいるかどうか、監視カメラといった監視体制がしっかりしているかどうかも確認できると安心です。複数の猫が接触することのない、完全に隔離された空間があるか否かも、愛猫に合った施設を選ぶにあたって重要です。その他には猫の習性を考慮して、高い場所にジャンプできる構造や狭い隠れ場所が備えられているかということも、あらかじめチェックしておくとよいでしょう。

編集部まとめ

ケージレスペットホテルの大きなメリットは、広々とした空間のなかで活発な猫が伸びやかに過ごせる点です。とはいえ、自由に行動できるがゆえに細かなフォローが欠かせないため、ケージレスのメリットとデメリットも踏まえつつ、信頼できる施設を選んでください。愛猫の性格や健康状態に不安があれば、適切な対応が受けられるか、事前に確認することも大切です。愛猫の心情に寄り添い、ケージレスペットホテルでの滞在が充実したものとなるようサポートしてあげましょう。

【参考文献】