しつけ教室の費用はどのくらい?種類ごとの相場や差が出る理由、選び方を解説

しつけ教室の費用はどのくらい?種類ごとの相場や差が出る理由、選び方を解説

愛犬のしつけに悩み、教室に通わせようか迷っている飼い主さんは少なくありません。しつけ教室にはいくつかの形式があり、費用にも幅があります。特徴を知っておくと、愛犬に合った教室を選びやすくなります。この記事では、しつけ教室の種類や費用の目安、差が出る理由、選び方について解説します。

しつけ教室の種類

しつけ教室には、受講形式によっていくつかの形式があります。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

しつけ教室の種類
しつけ教室にはどんな種類がありますか?
受講形式によって、通い式・出張式・預かり式の3種類に分けられます。通い式は、教室の施設まで愛犬を連れて行き、飼い主さんも一緒に学ぶ形式です。出張式は、トレーナーが自宅を訪れて指導する形式で、実際の生活環境に合わせた助言を受けられます。預かり式は、愛犬を預けてトレーナーのもとで訓練してもらう方法です。
このうち通い式には、複数の犬が集まるグループレッスンと、1頭ずつ対応する個別レッスンがあります。出張式は、その性質上ほとんどが個別レッスンです。それぞれ学べる内容や費用、通う頻度が異なるため、愛犬の性格や困っている行動、飼い主さんの生活スタイルに合わせて選んでいきます。複数の形式を組み合わせられる教室もあるため、まずは相談してみるとよいかもしれません。
グループレッスンではどのようなことを行いますか?
数頭から10頭ほどの犬が集まり、基本的な指示の教え方を一緒に学びます。おすわりや伏せ、待てといった動作のほか、リードの持ち方や散歩の練習なども行われます。飼い主さんが教え方を身につける場でもあります。
ほかの犬や人と接する機会が得られる点も、大きな特徴です。社会化の面で役立つため、子犬の時期に取り入れる方が多くみられます。一方、周囲が気になって集中しにくい犬や、ほかの犬が苦手な犬には向かないこともあります。愛犬の性格を踏まえて選びたいところです。
個別指導(プライベートレッスン)はどのような犬に向いているか教えてください
吠える、噛む、引っ張るといった困った行動が強く出ている犬に向いています。1頭ずつ向き合うため、その子に合わせた方法を細かく組み立ててもらえます。周囲に気を取られず、集中して取り組める点も利点です。
また、ほかの犬が苦手な犬や、怖がりな犬にも適しています。グループでは緊張してしまう場合でも、落ち着いて学べます。飼い主さんの疑問にじっくり答えてもらえるため、家庭での対応も相談しやすくなります。生活環境に合わせた助言を受けられる点も心強いところです。
預かり型のレッスンはどのようなものですか?
日帰りで通う保育園のようなものから、数週間から数か月にわたる長期の合宿型まで幅があります。日帰りであれば、朝に預けて夕方に迎えに行く形が一般的です。長期の場合は、施設に滞在しながら毎日訓練を重ねていきます。
毎日まとまった時間をかけられるため、成果が出やすい点が特徴です。忙しくて時間を取りにくい飼い主さんにも選ばれています。ただし、犬が家に戻ったあと、飼い主さんが同じように接することができないと元に戻ってしまうこともあります。多くの教室では、返却前に飼い主さんへの指導も行われます。預けているあいだの様子を、写真や動画で知らせてもらえる教室もあります。

しつけ教室の費用の目安と差が出る理由

 費用は形式や教室によって幅があります。ここでは、目安と差が生じる理由をみていきます。

しつけ教室の費用はどのくらいかかりますか?
形式によって幅がありますが、1回あたり3,000円から2万円ほどが目安になります。回数券や月額制を設けている教室も多く、まとめて申し込むことで1回あたりの負担を抑えられる場合もあります。
月額制の場合は、月に数千円から2万円ほどが目安です。長期の預かり型では、1か月あたり10万円を超えることもあります。全体でいくらかかるのかは、通う回数によって変わってきます。総額での見込みを確認しておきたいところです。予算に合わせて、回数や形式を調整できる場合もあります。
レッスンの形式によって費用はどのくらい変わるのか教えてください
グループレッスンは、1回あたり3,000円から7,000円ほどが目安になります。複数の犬を一度に見るため、比較的抑えられた設定です。はじめて通う方にも選ばれやすい形式になります。
個別指導では、1回あたり5,000円から1万5,000円ほどが目安です。出張レッスンの場合は、4,000~15,000円の基本料金に加え交通費が別途請求されるケースがほとんどです。預かり型は、日帰りで1回5,000円前後、長期の合宿型では5万~20万円が目安で、犬のサイズや合宿の内容によっては20万円を超えることもあります。時間や手間がかかるほど、費用も上がっていきます。オンラインのレッスンなら、1回3,000円ほどから受けられます。
なお、問題行動専門や1回のレッスンが長時間である場合は、高めの料金設定になるケースが多いでしょう。
同じ形式でも費用に差が出るのはなぜですか?
まず、トレーナーの経験や資格によって差が生じます。専門的な資格を持つトレーナーや、実績のある方が担当する場合は高くなる傾向があります。1回あたりのレッスン時間の長さも、価格に反映されます。
また、地域による違いも見られます。都市部では、施設の維持費などから高めに設定されることが多いものです。設備の充実度や、1回に見る頭数の少なさも影響します。困っている行動の内容によって、料金が変わる教室もあります。
入会金や教材費などレッスン代以外にかかる費用はありますか?
入会金として、5,000円~2万円ほどが必要になる教室もあります。初回のカウンセリング料が別に設定されているケースも多く、2,000~6,000円ほどが目安になります。
このほか、リードや首輪などの用具代、送迎を利用する場合の交通費が加わることもあります。預かり型では、食事代やシャンプー代が別途かかる場合もみられます。申し込む前に、レッスン代以外に何がかかるのかを確かめておきましょう。書面で示してもらうと安心につながります。追加の費用が発生する条件も、あわせて聞いておきましょう。

しつけ教室の選び方

しつけ教室の選び方

愛犬に合った教室を選ぶには、いくつかの視点があります。ここでは、選び方のポイントについて解説します。

ペットに適したしつけ教室の選び方を教えてください
まず、何に困っているのかを整理しておくことが出発点になります。社会化を目的とするならグループ、特定の行動を直したいなら個別指導が向いています。目的がはっきりすると、選ぶ形式も定まります。
あわせて、トレーナーの指導方法も確かめたい点です。犬を叱ったり、強い力で押さえつけたりする方法は、恐怖心を植えつけて関係を損なうおそれがあります。褒めて教える方法を取り入れているかどうかを、確認してみてください。通いやすさや、飼い主さんとの相性も選ぶうえで欠かせません。長く通うことになるため、無理なく続けられるかも大切な視点です。
どのくらいの期間(回数)通う必要がありますか?
目的によって変わってきますが、基本的なしつけであれば5回から10回ほどが目安になります。期間としては、2〜3か月ほどをみておくとよいかもしれません。週1回のペースで通う形が一般的です。
困った行動の改善を目指す場合は、より長くかかることもあります。半年ほど続ける方も少なくありません。1回のレッスンで解決するものではなく、家庭での積み重ねが結果を左右します。教えられた方法を毎日続けることが、近道になります。
入会前に見学や体験レッスンは利用できますか?
多くの教室で用意されています。無料の場合もあれば、数千円ほどで受けられる場合もあります。実際の雰囲気を見ておくことで、愛犬に合うかどうかを判断しやすくなります。
見学の際は、トレーナーが犬にどのように接しているかを見てみてください。ほかの犬たちの様子や、施設の清潔さも確かめたい点です。愛犬を連れて行けるなら、その反応も判断の材料になります。疑問があれば、その場で質問しておきましょう。料金や振替の扱いについても、確かめておくと安心です。
ワクチン接種など、レッスン参加に条件はありますか?
ほとんどの教室で、ワクチン接種の証明が求められます。法律で義務づけられている狂犬病予防注射に加え、混合ワクチンの接種証明書の提出が一般的です。接種から一定の期間をあけるよう定められている場合もあります。
また、ノミやダニの予防をしているかどうかも確認されます。犬同士が接する場だからこそ、感染を防ぐための決まりが設けられています。体調がすぐれない日は、参加を控えるよう求められます。条件は教室によって異なるため、事前に確かめておきましょう。

編集部まとめ

しつけ教室には、グループレッスンや個別指導、預かり型などの形式があり、費用は1回3,000円から2万円ほどが目安になります。トレーナーの経験や地域、レッスン時間によっても差が生じ、入会金や教材費が別途かかることもあります。困っている内容に合わせて形式を選び、体験レッスンで雰囲気を確かめておくと安心です。愛犬に合った教室を検討する際の参考にしてみてください。

【参考文献】