ペットホテルは生後何ヶ月からOK?子犬や子猫を預ける際の注意点も解説

ペットホテルは生後何ヶ月からOK?子犬や子猫を預ける際の注意点も解説

ペットホテルは、旅行や出張で家を空けるときに便利です。

しかし「子犬や子猫を預けたいけれど何ヶ月から大丈夫なんだろう?」そんな疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。

成長段階に合った預け方をしないと、体調を崩したりストレスを感じたりすることもあります。

この記事では、ペットホテルを利用できる月齢の目安や適切に預けるためのポイントを詳しく解説します。

ペットホテルは生後何ヶ月から預けられる?

マルを出す獣医さん

ペットホテルを利用するには年齢制限があります。

特に子犬や子猫は身体が弱く、環境の変化に敏感です。

月齢が低いうちは免疫力や生活リズムが安定していないため、慎重に考える必要があります。

子犬の場合は生後6ヶ月から

ペットホテルには年齢制限があり、ほとんどの施設で生後6ヶ月以上の子犬が預けられます。

預ける際はワクチン接種が必要となります。

ワクチン接種が完了するのが早くても生後3〜4ヶ月頃なので、子犬がある程度成長し免疫力が安定してくる生後6ヶ月以上と設定している施設が多いです。なかには生後3ヶ月から受け入れてくれるホテルもあります。

しかし、ワクチンが終わっていないとほかの犬と接する環境で感染症のリスクが高まるため、多くの施設では接種完了を条件にしています。

子猫も生後6ヶ月から

子犬同様に、子猫もペットホテルに預けられるのは基本的に生後6ヶ月以上です。

これは免疫力が安定し、環境の変化に対応しやすくなる時期だからです。

ただし、一部のペットホテルでは生後3ヶ月から預かってもらえる場合もあります。

また、子猫の場合は発情期に注意が必要です。

特にオス猫は生後3ヶ月頃から発情が始まることがあり、この時期はストレスがたまりやすくほかの猫とのトラブルも起こりやすいです。

できれば1歳以上がよい

二匹でふせをする柴犬

1歳以下の子犬や子猫は、好奇心旺盛で活発であることが多いです。

しかし1歳を過ぎると急に「落ち着いてきたな」と感じる飼い主さんもいらっしゃるのではないでしょうか。

犬や猫も大人になっていく過程で本能も成長していきます。

心身ともに成熟し健康的にも安定していくため、1歳以上であればペットホテルに預けるにもトラブルが少ないと考えられています。

10歳以上は要相談

10歳を超える高齢の犬や猫は若い頃に比べて体調が急変しやすく、預ける際に元気でも環境の変化や寂しさから突然体調を崩すことがあります。

そのため常に見守りが必要ですが、ペットホテルによっては夜間にスタッフが不在となる場合もあり、不測の事態が起きてもすぐに対応できないこともあるでしょう。

また高齢の犬や猫は体力が落ちているため、慣れない食事やスタッフとの接触によってストレスを感じやすくなります。

その結果、食欲が低下したり毛が抜けてしまったり元気がなくなるなどの症状が出ることも考えられます。

もし高齢の犬や猫の対応可能なペットホテルが見つからない場合は、動物病院が運営しているペットホテルを検討するとよいでしょう。

ペットホテルに子犬や子猫を預ける際の注意点

動物病院で獣医師に診察を受ける猫と女性

初めてペットホテルに子犬や子猫を預けるとき「ちゃんとお世話してもらえるかな?」「環境が合わなかったらどうしよう?」と不安になる飼い主さんもいるでしょう。

特に、まだ成長途中の小さなペットはストレスを感じやすく体調を崩すこともあります。

ペットホテルを利用する際に気をつけたいポイントを理解し、しっかり準備をしましょう。

預ける前にワクチンを受ける

ペットホテルを利用する際はワクチン接種証明書の提出が必要です。

これは病気の感染を防ぎ、すべてのペットが穏やかに過ごせる環境を守るためです。

証明書の種類は施設によって異なりますが、ほとんどの施設では以下のものを必要としています。

  • 狂犬病ワクチン(犬の場合)
  • 混合ワクチン

混合ワクチンの接種頻度は、以前は年に1回とされていましたが現在は3年に1回が推奨されています。

ただし、ペットホテルでは1年以内に狂犬病と混合ワクチンの接種が済んでいることが預かりの条件になっていることが多いため、証明書の有効期限を含め事前に確認しましょう。

ワクチン証明書の提出を義務付けているペットホテルは、衛生管理がしっかりと行われていて信頼できる施設であるとも考えられます。

ワクチンを接種していない場合は、かかりつけの動物病院で預かってもらえることもあるため確認してみましょう。

ストレス対策をする

犬を飼うシニア夫婦

ペットホテルは普段と違う環境のため、犬や猫にとって大きなストレスとなることがあります。

環境の変化に順応できるように、日頃からトレーニングをしておくことが大切です。

特に生活音や飼い主以外の人間、外の音や環境、ほかの動物に慣れさせることがストレス軽減に役立ちます。

初めてのペットホテル利用では一時預かりを利用しましょう。

最初は1〜3時間程度預け、ここは安心できる場所と学習させることで本番の宿泊時の不安を軽減できます。

普段から飼い主と一緒にいる時間が長いペットは、ひとりになることに強いストレスを感じることがあります。

スタッフ常駐型のホテルでも完全にストレスフリーとはいきません。

夜間はケージで過ごすことになるケースもあるため、日頃からケージ内で短時間の留守番を経験させることで、万が一の際にもスムーズに預けることができます。

ただし、無理に留守番練習をするとかえって依存が強まることもあるため、不安な場合はプロのトレーナーに相談しながら進めましょう。

犬の場合は預ける前にしつけが必要

犬と愛犬家の中高年男性・ドッグセラピー

ペットホテルを利用する前に、基本的なしつけをしておくことが大切です。

特に普段自由に動き回れる環境で過ごしている犬は、いきなり狭いクレートや屋根付きケージに入れられると強いストレスを感じることがあります。

そのため、事前にクレートやケージに慣れさせるトレーニングを行いましょう。

まずは、おやつやお気に入りのおもちゃを使ってケージのなかに誘導し、短時間過ごさせることから始めます。

徐々に時間を延ばし、ケージ内でリラックスできるようになればホテルでも快適に過ごせるようになります。

車での移動時にも役立つため、日常生活のなかで少しずつ慣らしておくとよいでしょう。

また、ペットホテルでは最低限のしつけができていることを条件にしている場合があります。

犬の場合、おすわり・待てができることや無駄吠えをしないことが求められることもあります。

預ける日数を短くする

ペットホテルに初めて預ける際は、いきなり長期間の宿泊は避け短時間から慣れさせることが大切です。

環境の変化によるストレスを減らすため、まずは数時間程度の一時預かりを試してみましょう。

トリミングサービスを行っているホテルなら、トリミングの予約を入れて短時間滞在させるのもよい方法です。

1〜2時間の預かりならペットの負担も少なく、ホテルの雰囲気に慣れやすくなります。

最初の利用後に極端にペットの元気がなくなったり、食欲不振や下痢などの症状が続いたりする場合はそのホテルが合わなかった可能性があります。

一時預かりを利用すれば、そのようなペットの変化がホテル選びの基準になるでしょう。

サービスが充実したペットホテルを選ぶ

ペットホテルを選ぶ際は、サービスの充実度もチェックしておきましょう。

特に、インターネットで24時間ペットの様子を確認できるシステムを導入しているホテルは飼い主にとって安心材料の一つになります。

さらに獣医師や動物看護師が常駐している施設なら、万が一の体調不良にも素早く対応できるでしょう。

また、歯磨きや爪切りなどのケアサービスを提供しているホテルもあります。

お泊まり中に健康管理を兼ねてケアを受けられるのは大きなメリットです。

併設のドッグランで自由に遊べる施設もあり、運動不足にならないよう配慮されたホテルもあります。

ペットホテルの種類

ペットサロンで爪を切る女性

ペットホテルにはさまざまな種類があり、どこを選べばよいのか迷ってしまいます。

ペットの性格や体調に合った環境を選ばないとストレスを感じてしまうこともあるため、まずはペットホテルの種類や特徴を理解していきましょう。

動物病院が経営しているホテル

動物病院が経営するペットホテルは、健康面が気になるペットにとって安心できる選択肢です。

獣医師や動物看護師が常駐しているため、持病があったりお薬が必要だったりする場合も適切にケアを受けられます。

また、環境面でも配慮が行き届いており、院内感染予防のための空気清浄機が設置されているなどの配慮が大きなメリットです。

さらにドッグランが設けられている病院もあります。

獣医師の指導のもと、無理のない範囲で身体を動かせるのでペットもリラックスしやすくなります。

特に高齢や体調を崩しやすいペットは、万が一の際にすぐ対応してもらえる動物病院併設のペットホテルを選ぶとよいでしょう。

ペットショップやサロンが経営しているホテル

ペットショップやトリミングサロンが経営するペットホテルは、日頃から動物と接しているスタッフが対応するため、ペットの扱いに慣れていることが多く安心感があります。

特にペットを購入したお店であれば、スタッフが成長の過程を把握しているため預けやすいメリットもあります。

また、宿泊中にシャンプーやトリミングを受けられるサービスが整っている場合もあり、お迎えの際にきれいな状態になっているのはうれしいポイントです。

さらに、商業施設内や街中にあるケースも多いため、買い物ついでに預けたり引き取ったりできる利便性の高さも魅力でしょう。

ただし、ペットショップやサロンはあくまで販売やトリミングが主な業務であり、ホテル業務が優先されるとは限りません。

スタッフがほかの業務で忙しいと、ペットのお世話の時間が限られてしまうこともあり、施設によってはケージで過ごす時間が長くなることもあるでしょう。

ペットホテルの選び方

パソコンを使う犬

大切なペットを安心して預けるためには信頼できるペットホテルを選ぶことが重要です。

設備やサービス・スタッフの対応など確認すべきポイントはいくつもあります。

ペットにとって快適で安全性の高い環境を選ぶためのポイントを見ていきましょう。

体調管理をしてほしいなら動物病院のホテル

動物病院に併設されたペットホテルは、健康面での管理を重視したい飼い主に適しています。

獣医師や動物看護師が常駐しているため、持病があるペットや高齢のペットでも適切なケアを受けながら過ごせます。

万が一、体調を崩した際にもすぐに診察・治療ができるので、急な変化にも素早く対応できるのが大きなメリットです。

また宿泊中にトリミングや歯のケアなどのサービスを受けられることもあり、健康管理をしながらお手入れもできるのはうれしいポイントでしょう。

ただし、病院はペットにとって緊張しやすい環境でもあります。

普段から病院に慣れていないとストレスを感じる可能性があるため、事前に見学をしてペットの様子を確認しておきましょう。

のびのびさせたいならケージのないホテル

のびのびと過ごせる環境を求めるなら、ケージのないペットホテルがぴったりです。

従来のペットホテルでは小さなケージのなかで長時間過ごすことが一般的でしたが、最近ではノンケージタイプのホテルが増えてきています。

自由に動き回れることでストレスが軽減され、リラックスした時間を過ごせるのが特徴です。

ノンケージのペットホテルでは、ほかの犬や猫と交流できる環境も整っています。

適度な運動ができるため、心身の健康維持にも役立つでしょう。また、スタッフが常に見守っているため安全面にも配慮されています。

しかし、すべてのペットがこの環境に適しているわけではありません。ほかの動物との交流が苦手な子や環境の変化に敏感な子には負担になることもあります。

事前にホテルを見学しペットの性格に合った環境かどうかの確認が大切です。

ペットホテルに持参する物

ドッグフードの前でフセをして待つチワワ

ペットホテルを利用する際には、いくつかの持ち物を準備する必要があります。

まず書類関係が必要です。

  • 飼い主の身分証明書(運転免許証や健康保険証)
  • ワクチン接種証明書
  • 狂犬病予防注射済票(犬の場合)
  • 印鑑

ペットの食事関連の準備も重要です。普段食べ慣れているペットフードを小分けにして持参しましょう。

慣れないフードだと食欲が落ちたり、お腹を壊したりすることがあります。おやつやペットが使い慣れたエサ皿も一緒に持っていくとよいです。

さらにリラックスできるアイテムも持参しましょう。

毛布やタオル、普段遊んでいるおもちゃがあると、環境の変化によるストレスを軽減できます。

その他、散歩用のリードや首輪、必要に応じて薬やサプリメントも持参しましょう。

ペットホテルにワクチン未接種で預けるリスク

猫にワクチン・注射を打つ獣医

ワクチン未接種のペットをペットホテルに預けることはさまざまなリスクを伴います。

ワクチンは病気の感染を防ぐために重要であり、未接種のまま預けるとペット自身だけでなく、ほかのペットや施設全体にも影響を及ぼす可能性があります。

そのため、多くのペットホテルではワクチン接種証明書の提出が必須です。

ワクチンを受けていないペットは感染症にかかるリスクが高まります。これらの病気は重症化すると命に関わることもあり、治療が難しい場合もあるのです。

また、ペットホテルでは多くの動物が同じ空間で過ごすため、感染が広がりやすい環境です。

未接種のペットが病原菌を持ち込むことで、ほかのペットに影響を与える危険性も考えられます。

さらに、ワクチン未接種のペットを受け入れるホテルは限られており、選択肢が少なくなる点もデメリットの一つです。

受け入れ可能なホテルであっても、ほかのペットと隔離された環境で過ごすことが多く、ペットがストレスを感じることがあるかもしれません。

まとめ

ドッグカフェでノートパソコンを使う女性

多くのペットホテルでは、生後6ヶ月以上10歳以下のペットを預けることができます。

利用する際には、ワクチン接種が義務付けられているところがほとんどなので、事前に接種を済ませておきましょう。

ワクチン未接種で預けることは、ペットの感染症リスクが高まり、ほかのペットや施設全体に影響を及ぼすことがあります。

快適な滞在のためにペットホテルのルールはしっかりと守りましょう。

参考文献

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